FXチャートを意識して見ると体重が落ちる?! ~新しい能力を獲得する時に起こる身体的特徴~

こんにちは、津田です。

今回は、極限まで集中したとき身体に現れるある特徴について

紹介しようと思います。

 

・・といっても結論はタイトルの通りで、体重が落ちるということです。

出オチですみません。笑

 

先日、コミュニティメンバーの方々と懇親会を開催しました。

いわゆるオフ会です。

 

みなさんと対面で会ってお茶したり、食事をいただいたりして

コミュニティで実践してきた内容をディスカッションしました。

 

開催後にご参加の方から興味深いアウトプットをいただいたので

一部抜粋紹介しますね。

 

↓アウトプットここから

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懇親会のあと、猛烈に疲れてフラフラになりました^^;

 

気温や気圧、雨風のせいもあったとは思いますが、

きっと気疲れが大きいと思います。

 

人への気疲れというよりは、

「普段気を配っていない所まで気を付けて見たから」のような気がいたします。

 

いかに普段の生活で”見えていない”ものが多いかに気付かされました。

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↑ここまで

 

短いアウトプットですが、これは非常に重要な気付きです。

 

人間は日常から「意識して」物事を見ると、このようにすぐフラフラになります。

というのも、正常な人の体はそのようにできていて、

それは脳科学や生理医学の実験で数多く証明されています。

 

どういうことか、簡単に紹介しますね。

 

人は日常的に多くの物を見ていますが、

同時に、多くの物を見ていません。

 

これは矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、つまり、

人はいつも視界に多くの物を捉えていますが

そのすべてを「意識して」見てはいない、ということです。

 

なぜならそうすると、

脳は大量のエネルギーを短時間で消費してしまうからです。

他の重要器官へエネルギーを回せず個体として生命危機に陥るので、

そうならないように自然とできているのです。

(脳が全体重に占める割合はたった2%しかないですが、

人体で最も多くのブドウ糖(エネルギー源)を消費します。)

 

ではそこで、

ふだん「無意識で」見ているものは脳の中でどう認識されるか?というと、

それらは単純に、過去の記憶で近いものをそのまま当てはめて処理される

ということが数々の実験結果で分かっています。

 

例えばFXチャートを見るときに、

・これはレンジに見えるな

・これはトレンドに見えるな

・これは三角保ち合いに見えるな

というのは、「無意識で」ぼんやり眺めていると

過去に自分が見たチャートの記憶をそのまま当てはめているだけ

となっているのです。

 

勉強会などに参加して何名かの方と一緒に同じチャートを分析してみると

ある人は「これはどう見てもトレンドだ!」と言い

ある人は「これはどう見てもレンジだ!」と言って

議論が平行線をたどることはよくあります。

 

これは過去に見てきたチャートが人により違うからですが、

多くは「無意識で」見た議論です。

(自分の見方がどういうものでそれ以外にはどういう見方があり

選択した理由はそこにどういう優位性があるからで

この場面でどれだけのリスクリワードを期待できるかまで

はっきり「意識して」見て議論できる方はごくわずかです。)

 

このように、

脳はふだん「無意識で」目の前にあるタスクをショートカットしていて

過剰にブドウ糖を消費しないようにできています。

これは生命体としてすでにそうなっているので、

人間であるなら誰もが変えられない興味深い仕組みです。

 

人間が持つ恒常性の一つとも言えますが、

これでは困ることがあります。

 

それは、

この向き合い方では新しい物事を習得できない、ということ。

 

なぜなら、何かを習得するとき、

それは必ず対象を「意識して」見ることから始まるからです。

 

一見すると、保ち合いに見えるチャートも

他の相場理論で観察すれば違う状態だと分析できることはよくありますが、

それは「意識して」見ることで初めて気付きます。

 

「無意識で」視界に入れるだけだと

実際は過去の記憶を当てはめているだけであり

本質的には見ていないので、新たな見方ができることもありません。

 

ということで新たな物事を習得するときの流れまとめると、

1.ゼロベースの思考に基づき「意識して」対象を見る

2.これまで経験してきた過去とは違う何かを認識する(気付く)

3.1と2を繰り返すことで新たな視点を獲得する(会得)

4.数稽古を積む

5.使いこなせるようになる(体得)

となります。

 

これはもちろんFXに限らない話ですので、

過去にみなさんが何か新たな能力を身につけたときも

振り返ればほとんどの場合で同じ流れとなっているはずです。

調べてみると良いと思います。

 

人間の脳は生命維持の観点から非常に良くできていますが

それゆえの欠点があることも理解しなければなりません。

 

そして「意識して」物を見ていない場合、

それはつまり、

これまで生きてきた過去の延長線上の人生をそのまま歩む

ということも意味します。

 

理解したうえでそれを望むなら、それはそれで良いと思いますし、

否定はしません。

 

しかし例えば「FXで稼げるようになりたい!」と思うとき、

それは当然ながら過去の延長線上にはないですよね。

新たに学ぶのはこれまでできなかった能力を身につけるためであり、

いまできているならそもそも学ぶ必要はないはずなので。

 

そこにおいて「無意識で」物を見てしまうと

過去の延長線上(出来事)をそのまま繰り返すことになるので、

つまり結果として未来も何も変わらない、ということです。

 

こんな感じで、

新しい能力を身につけられるのはその努力をする人だけであり、

その一歩目は物事を「意識して」見るということ。

 

アウトプットしてくださった方はコミュニティで紹介した内容を実践し

懇親会で理解をさらに深めたようなので、良かったなと思います。

(これはまだ成長の入り口なので今後さらに深めたいですけどね!)

 

FXは、勝っている人も負けている人もみな同じチャートを見ていますよね。

勝っている人は相場の優位性を「意識して」見ているのですが、

負けている人は「無意識で」なんとなく見てしまっており、

つまり見るべきところを見れていないので利益に繋がらない。

という、ただそれだけの話しです。

 

これは僕も過去にメンターたちの勉強会に参加して、何度も痛感しました。

自分の見方がいかに客観性に乏しくて、

また、メンターたちがいかにあらゆる角度から相場を見ているのか。

 

FXというインターネットを通じた世界の裏側で

こんな人たちを相手にトレードしてたらそりゃ勝てないわ・・

と前向きに絶望しました。笑

 

そしてその違いに気づいてからは

「意識して」チャートを見るようになりましたが、

そうすると人間の脳って数時間もしないうちにエネルギーを使いきり

フラフラになります。

アウトプットをいただいた方のような感じで、

それだけ脳がフル回転しているからです。

 

これは何に取り組んでも同じで、例えばプロ棋士の羽生善治さんは

一回の対局を通じて体重が2~3kgも落ちるそうです。

 

対局中はずっと盤面に向かって正座して動いていないにもかかわらず、

ですが。

 

「意識して」目の前の物事に向かい合うと

そのくらいエネルギーを消費するのが、正常な人体の仕組みです。

みなさんもご自身の体で確認できると思います。

 

参考になれば幸いです!

 

 

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