おはようございます。

昨日のNY市場は続伸。11月米雇用統計の良好さ(非農業部門の雇用者数 22.8万人、市場予想20万人)や、つなぎ予算成立による米政府機関の一部閉鎖リスクの後退を好感してにて終値ベースでの最高値を更新。英国のEU離脱交渉を巡るメイ英首相とユンケル欧州院長との離脱条件大筋合意も追い風に。日経先物は米株やドル円の騰勢、無難なSQ通過などの安心感から 概ね22,800円台で堅調に推移。

NYダウ 24,329ドル +117、ナスダック 6,840 +27
米10年債  2.381% +0.005、NY原油 57.32 +0.63
為替 113.47円/ドル、日経先物 22,820円 +30 

【主な政治・経済イベント】
12/11(月) 日本11月工作機械受注
12/12(火) FOMC(〜13)
12/13(水) 米イエレンFRB議長会見
12/14(木) 中国11月鉱工業生産、ECB理事会、EU首脳会議(〜15)、米11月小売売上高
12/15(金) 12月日銀短観、12月NY連銀製造業景気指数

■ NY市場展望 : 上値模索トレンド継続!
米上下両院の「税制改革法案の一本化」協議を睨みつつ、右肩上がりの10日線をサポートラインとする上値模索トレンドの継続がメイン。想定レンジは24,100〜24,600ドル

リスクシナリオとしては、法人税の大幅減税スタート時期が下院案(年初)でまとまる気配を見せた場合の25,000ドルトライ、上院案(来年初)優位 or フリン前大統領補佐官が偽証を認めた“ロシアゲート問題”におけるFBIサイドの新たな揺さぶりをきっかけとする24,000ドル割れをケア。

FOMCに関しては、2月に任期が切れるイエレン議長にとって実質的に最後の会合となりますので、従来スタンスの踏襲による利上げを含むサプライズなしの通過が本線。EU首脳会議や米中マクロ指標も、単発的な下押し要因にはなってもトレンド陰転力は乏しいと判断されます。

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(余談)トランプ政権に絡めて頻繁に名前が登場する
 トランプ氏の娘婿のクシュナー大統領上級顧問はロスチャイルド系・グローバリストの筆頭、元エクソンモービルCEOのティラーソン国務長官は ロックフェラー系・親ロシア派の筆頭。ともにトランプ政権から脱落する際には(マーケットの影響は限定的になっても)世界的な政治情勢が大きく変わりえる事は念頭に。

なお、未だに影響力の大きいバノン前首席戦略官は(グローバリストの対極である)ナショナリストと言われており、クシュナー氏との〜(略)〜。


■ 日本市場展望 : 9月同様のメジャーSQ前後の底打ち → 上昇トレンド入り!
テクニカル良化による12/6安値(22,119円)での短期調整完了ムードが高まっていますので、9月同様の「メジャーSQ前後の底打ち → 上値模索トレンド入り」が本線。FOMC前(12/11〜13)は実需筋の様子見が予想されるだけに先物主導の乱高下にも警戒。

上値メドは23,200円、下値はSQ値(22,590円)と22,●00円がそれぞれ強めの抵抗帯として意識されます。

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