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 世界で2億人以上が使用するチャットアプリのテレグラムが、有史以来最大のICOを行うことが分かった。コインテレグラフが先月伝えていた独自のブロックチェーンと仮想通貨のプラットフォームの立ち上げに使われる。同プラットフォームは「オープンネットワーク」または「テレグラム・オープンネットワーク(TON)」と呼ばれる予定で、次世代のブロックチェーン技術を採用しているという。また、TON上の仮想通貨(またはトークン)である「グラム(GRAM)」も発行する。

 米テッククランチによると、テレグラムはまず5億ドル(約565億円)分のGRAMを特定の大口投資家向けに発行後、今年3月までに一般向けICOを実施する。現時点でトークン全体の評価額は3000~5500億円と見積もられているという。発行されるトークンのうち少なくとも52%はテレグラムが安定性確保のため保有予定。大口投資家向けのプレICOセールに参加するには少なくとも26億円を支払わなくてはならないという。同ICOには一流の機関投資家や大手IT企業が既に興味を示している。

 同ICOが実現すれば、17年12月に実施され約800億円を調達したブロックワンによるEOSのICOを優に超えることになる。

 テレグラムは暗号化技術とプライバシー保護を主眼におくチャットアプリとして急成長している。政府による監視や規制をかいくぐってコミュニケーションをとることを可能にするため、世界中の一般市民や活動家、また仮想通貨コミュニティによって愛用されている。バチカン市国でも使われる一方で、ISISをはじめとするテロリストが悪用しているとされ、昨年ロシア政府から個人情報の開示を求められている。

 今回テレグラムが目指すのは、既存のユーザーベースをバネに新たな仮想通貨経済圏を加速度的につくりだすことだ。アプリ内での送金や少額決済のみならず、分散型アプリやブラウザも実装していくという。

 だが主要仮想通貨で成長の足かせになってきたスケーラビリティ問題にどう取り組むのだろうか。世界中の優秀なエンジニアが開発を進めるイーサリアムでさえ、本格的に処理能力を向上させ拡張していくためには数年かかるのではといわれている。

 まだ公開されていない132ページにわたるホワイトペーパーによると、TON(テレグラム・オープン・ネットワーク)のブロックチェーンはプルーフオブステーク(PoS)を基盤とし、メインチェーンに加え複数のチェーンを実装。現在イーサリアム上での採用が進められている「シャーディング」機能も搭載し、1秒に100万取引を処理することができるという。

 コインテレグラフがテレグラム上で入手したロードマップによると、2018年の第4四半期にはテレグラムに特化したウォレットがローンチとなる。これに続いて2019年に更に多くのサービスが展開される予定という。

 既存のSNSが仮想通貨やブロックチェーンの暗号技術を活用することを検討するケースが増えている。先週にもフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が新年の抱負の中で仮想通貨に直接言及し、フェイスブックスにおける活用法を探るとコメントしている。

 ソーシャルネットワークの世界に君臨する若きリーダー達は大量のデータから自由やプライバシーをこれまでより強く志向するユーザー心理の変化を感じ取り、いちはやく新しい時代に対応しようとしている可能性がある。 

参考URL:https://jp.cointelegraph.com/news/telegram-500-mln-pre-ico-aims-to-be-largest-ever 

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