おはようございます。

週末のNY市場は暴落。朝方発表された1月雇用統計における非農業部門の雇用増(20万人、予想+17.5万人)、2009年6月以来の高水準となる賃金の伸び(前年前月比+2.9%)がFRBの利上げスタンス継続思惑を高め、長期債売り(金利上昇)・株式売りへと連鎖。NYダウのテクニカルは調整トレンド入りを鮮明に。ナスダックも決算を好感されたアマゾンを除いては半導体セクターを中心にほぼ全面安。

ドル円は米長期金利上昇を受けて110円台を回復したものの、日経先物はNY株の暴落を嫌気して23,000円付近まで続落。

NYダウ 25,520ドル −665、ナスダック 7,240 −144

米10年債  2.849% +0.076、NY原油 65.27 −0.53
為替 110.12円/ドル、日経先物 23,040円 −110

【主な政治・経済イベント】
2/5(月) 米1月ISM非製造業景気指数
2/6(火) 米決算:GM、Wディズニー
2/7(水) 米決算:21世紀フォックス
2/8(木) 中国1月貿易収支、米決算:エヌビディア
2/9(金) 中国1月消費者物価

■ NY市場展望 : 9−1月高に対するスピード調整
年初から加速した「昨年9月からのトランプ税制期待相場」の巻き戻しによる軟調地合いがメイン。当面は米長期金利との逆相関が継続するものの、週内に想定される需給調整一巡後は(一転して)良好な景況感を囃した急ピッチのリバウンド相場も視野に。

▼ 下値メド : 年初からの上昇幅1,881ドルに対するフィボナッチ(0.382)押し相当の25,900ドルは既に割り込んでいるため、9月からの上昇幅、約4600ドルに対するフィボナッチ押し相当の25,000〜24,800ドルレンジ。△ 上値メド : 26,000〜5日線水準。

株価のかく乱要因としては、木曜の中国1月貿易収支、トランプ政権内の内容不安にも要注意。

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【気になるニュース・銘柄】
△ 3825 リミックスポイント
仮想通貨取引所運営子会社が、数十億円を投じて(仮想通貨取引の計算処理に協力して報酬を得る)マイニング事業に参入するとの報道。

△ 4585 UMN、3109 シキボウ etc
全国でインフルエンザが流行中。関連銘柄をワンチャンス狙いで注目。

■ 後記 : 直近のディフェンス重視策からは「日経23000円を底値とする即時反騰トレンド入り」がリスクシナリオとなっていましたが、CME225の23,000円割れにより(期待シナリオではないものの)戦略イメージ通りの展開が期待されます。

来週は市場マインドの起伏も先読みしながら、春先に向けた足場固めを丹念に行ってください。

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