おはようございます。

週末のNY市場は大幅続伸。長期金利やVIX指数の低下を好感して寄りから25,500ドル台を回復すると、引けにかけても金融、エネルギー、ハイテクが指数高を牽引して上げ幅を拡大。FAANG株価が揃って買われたナスダックは前日比+1.77%の急騰。CME225は米長期金利低下に伴うドル円の軟勢が重石となったものの、市場ムードの良化を追い風に22,000円台を回復。

NYダウ 25,309ドル +347、ナスダック 7,337 +127

米10年債  2.871% −0.046、NY原油 63.55 +0.78
為替 106.85円/ドル、CME225 22,025円

【主な政治・経済イベント】

2/26(月) 米1月新築住宅販売
2/27(火) 米12月ケースシラー住宅価格指数、
パウエルFRB議長の議会証言
2/28(水) 中国2月製造業PMI、米10−12月期GDP、2月シカゴPMI
3/1  (木) 米1月個人所得、支出、2月ISM製造業景気指数


■ NY市場展望 : 騰勢継続 ± パウエル発言
NYダウのテクニカルは、10日線に下値抵抗を示した後の2度目のトライで20日線超え、MACD陽転により反騰トレンドに厚みを増す格好。VIX指数の低下基調も市場マインドの改善に寄与していますので「25,000台前半の値固め」がメインシナリオ。

最大の注目イベントは2/27(日本時間28日)と3/1のパウエル新FRB議長の議会証言。利上げピッチ加速(年4回)に言及した場合の25,000ドル割れ、マイルドな利上げ方針(年3回)を継続した場合の25,500ドル超えの双方をケア。

中国マクロ指標は当局の意向によるコンセンサスなりの着地→無風通過が本線。米マクロ指標に関しては良好な内容が予想されますが、素直に好感されるかインフレ懸念で売り材料視されるかは流動的。上記パウエル議長の議会証言に比べれば重要度は低いため、単発的な乱高下要因として対応したいところ。

big (6)

【ウォッチ銘柄】
△ 3863 日本製紙
ティッシュやトイレットペーパーといった家庭紙の卸価格を、4月21日出荷分から10%以上引き上げる方針との報道。

△ 6367 ダイキン
6月から米国でリチウムイオン電池材料の生産に乗り出すとの報道。

※ 来週の日本市場の展望・戦略は明日15時配信の無料メルマガでご確認ください。
             
button3

週末も応援もよろしくです!☆