FXで利益を出すために必要な「向き合い方」とは? ~マーケットの魔術師を紐解いてみる~

こんにちは、津田です。

 

ここ1年くらいはメルマガ企画に参加してくださったメンバーのみなさんと

一緒にいろいろ取り組んでいたのですが、

その内容で参考になるものをみなさんにもシェアしていきます!

 

 

僕はFX企画「弱者の兵法」で参加メンバーのデモトレードを

大量に添削してきました。

 

デモトレードは

任意の通貨ペアで1ヶ月の期間を選んでいただき取り組むのですが、

添削を通じて100ケ月分くらいアドバイスしてきました。

 

メンバーの方が取り組んだ内容に対して

執行内容や相場の環境認識の仕方が適切かどうか一つずつコメントするのですが、

そこで必ずといっていいほど言われることがありました。

 

それが、

「津田さんのコメントをもとに相場を振り返ると

指摘された部分に気付けていませんでした。

自分のデモトレード履歴を振り返ると主観で見ていて

視野が狭いことが分かります。」

というものです。

 

チャートの理解できなかったところが分かるようになりました!

とのことなので、これ自体は嬉しい報告なのですが、

こう言われることがかなり多かったのです。

 

しかし一方では、対談音声で紹介している方のように、

一度コツをつかむとさくさくデモに取り組める方もいます。

そしてそういう方たちは決まって

その後のリアルトレードで面白いように利益を出します。

 

同じチャート分析に取り組んでいるのにこの違いはいったいどこから来るんだろう??

としばらく不思議だったのですが、

指導を重ねる中でそこには明確な違いが存在することに気付きました。

 

それは、

取り組む方が「1日24時間をどう過ごしているか」で成果が変わる

ということです。

 

日常の過ごし方とFXの利益がどう関係あるの??

と思われる方もいるかもしれません。

 

マーケットの魔術師の精読に取り組まれた方は

すでにご存知の通りですが、

シュワッガーの「勝つトレーダーになるために重要な要素は何か?」

という質問に対して、

ほぼすべての魔術師が「相場に対する向き合い方だ」と言っています。

 

僕は、最初に魔術師を読んだとき、

この内容がいつまで経っても腑に落ちませんでした・・

 

向き合い方って、、じゃあ具体的に何なのよ??

もっと細かく教えてよ、と。笑

 

しかしいろんな物事で経験を積み、検証を重ねた結果、

今ではその意味が良くわかるようになりました。

 

これが理解できれば何に取り組んでも上手くいくので

もう少し深掘りして解説しようと思います。

 

 

まずそもそものお話ですが、

みなさんがトレードする時間は1日の中でどれくらいでしょうか。

 

1時間?それとも2時間?

短い人は30分とか15分程度の方もいるかもしれません。

 

僕も基本的にチャートで狙ったとこ以外すべて見逃すので

時間にすると1時間もトレードしない日は普通にあります。

 

人により様々ですが、

どんなに長い人でも24時間を超える人はいないですよね。

1日は24時間しかありませんから。

 

ということはつまり、事実として、

・トレードする時間は1日の中のほんの一部に過ぎない

ということがあります。

 

そして、1日1時間のトレードなら、それは1日の1/24に過ぎません。

トレードしているのは1日のうちでごくわずかな時間だけ、です。

 

で、安定的に利益を出すために必要なのは魔術師たちが言う通り、

「きちんと相場と向き合えているかどうか」なのですが、

つまり、そのトレードする1時間でそうなっているかどうか、ということです。

 

具体的には、

・執行する前にシナリオ想定はできているのか

・狙っている場所はどこか、はっきりしているのか

・そこを狙う際の執行根拠は何なのか

・その根拠にどれだけの優位性があるのか

・価格が今後どう変化したら執行するのか

・逆に、どう変化したらその相場は捨てるべきなのか

などなど、いろいろありますが、

一言でいえば、事前準備ができているかどうか、です。

 

そして、

トレードする1時間で相場としっかり向き合えるかどうかは

1時間以外の23時間を過ごす間も同様であり、

つまり日常から準備して行動できているかどうかとも言えます。

 

ここがとても重要です。

 

もし他の23時間を準備せずテキトーに過ごしているにもかかわらず

トレードに向き合う1時間だけ都合よく完璧に準備することができるでしょうか?

 

言い換えれば、ずっと家が散らかった状態なのに、

しばらく会っていなかった大事な恩師から

「今日たまたま近くにいるから5分後に家に行ってもいい?」と連絡をもらい、

そこからとっさに片付けて隅々まで綺麗な状態でお迎えすることができるでしょうか?

 

いつも散らかっているなら

5分後に綺麗な状態で迎えるのは無理ですよね。笑

 

で、

今すぐはちょっと無理です・・1時間後なら何とかなるのですが、と答えると、

「じゃあ今日はこのあと予定もあるし帰るね。また今度!」と言われ、

せっかく何かしら人生を切り開くきっかけをもらえたかもしれない機会を

みすみす逃すことになります。

 

同様に、いつ来るか分からないFXの執行ポイントに対しても

日常で準備できていないなら「1時間だけ都合よくトレーダーになること」はできず、

目の前に執行チャンスが訪れてもそこから利益を出すことはできません。

 

なのでトレードで安定して利益を出したいなら、

まず1日24時間の日常生活でトレーダーとしてあるべき向き合い方をする必要がある

ということです。

 

これが「日常をどう過ごしているか」であり

魔術師たちが言っていた「相場に対する向き合い方」。

 

魔術師や勝っているトレーダーが年間を通じて安定的に利益を出せるのは

まず1日24時間あるべき姿勢を作っているからであり、

相場のどこで順張りするか逆張りするかというのは

それができたうえでチャンスが来たら執行するだけの話しなのです。

 

ここをしっかり理解する必要があります。

 

 

冒頭のコメントに戻りましょう。

 

「津田さんのコメントをもとに相場を振り返ると

指摘された部分は気付けていませんでした。

自分のトレード履歴を振り返ると主観で見ていて

視野が狭いのが分かります。」

とのことですが、

ではどうすれば視野は広くなるのでしょうか?

 

もうお気付きの方もいるでしょう。

 

つまり、

視野が狭いのは、トレードする時間だけそうなっているのではなく、

日常全体からすでに視野が狭いということ。

なのでまずそれを解決することが先決です。

 

「弱者の兵法」では、エネルギーマネジメントはじめ

目標設定、食事セミナーや運動セミナー、睡眠セミナーなど

一見すると、それFXに何の関係があるのよ???と

思われるかもしれない内容がいくつも講義に組み込まれています。

 

それらは、

1日24時間トレーダーとしてあるべき姿でいるために

取り組む必要があるからです。

 

チャート検証に取り組むだけでは視野が狭すぎて、

目の前にある執行チャンスに気付くことすらできません。

 

日常からあるべき姿でいれば

結果としてトレードする時間(例えば1時間)も

しっかり相場に向き合うことができます。

 

そして冒頭のコメントをいただく方を多く観察すると、

やはりここにどれだけしっかり取り組めているかが

そのままトレードの差となって表れています。

 

過去検証でさくさく利益を出せる方は

他の技術講義と同じようにこれらもしっかり実践されていますが、

いまいち上手く取り組めない方は講義を1,2回聞いた程度で

その内容をたいして取り組まず終わっています。

 

それはアウトプットを見れば分かります。

 

 

そうそう、それに関して

ある時メンバーの方からこんなメールをいただいたことがあります。

 

「ここまで講義の順番通りにしっかり学習してきたのですが

どう頑張ってもデモトレードで利益を出せません。

教わった通りにやっているのに結果が出ないのはどうしてなのでしょうか??」

 

メールをいただいたとき、どこでつまづいているのかな?と思ったので

「わかりました。

とりあえずここまで取り組んだアウトプットを確認しますので

すべて提出いただけますか?」

と連絡しました。

 

すると、一通りアウトプットを提出いただいたのですが

なぜかマインドセット講義だけはアウトプットが何もなかったんですよね・・

 

「マインドセット講義の取り組みが確認できませんが何をどう実践されました?」

と聞くと、

「FXに関する技術的な講義ではなかったので取り組んでいないです。」

とのこと。

 

「それじゃ無理ですよ。

それ、そもそも「教わった通り」に取り組んでいないじゃないですか・・

自分で都合よく判断することが「教わった通り」なのですか?」

と返信し、そこからすべて取り組みなおしてもらったことがありました。

(その後徐々に相場も分かるようになったそうですが)

 

こんな感じで「木を見て森を見ず」ではないですが、

視野の違いがトレード結果に大きな影響を及ぼしていることはよくあります。

本当に多いです。

 

本人がこの全体像をどこまで理解できているかが重要なので、

僕がいくら事実を説明したところで本人に取り組む気がなければ変わらないですが、

実践されると着実に結果が変わる方は多いですね。

 

こんな感じで、

相場に対する向き合い方ひとつで成果が大きく変わる例は

他にもいろいろあるのですが、

長くなってきたのでまた改めて紹介します!

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

PS.

技術的なことを重点的に取り組んで

そのほかが後回しになるというその気持ちは良く分かります。

 

僕も最初のFXメンターと出会ったとき

あまりにもレベルが違い過ぎてついていけず

裏でこっそり自分が良かれと思うことをいろいろ試していました。

でもそれでうまくいったことはただの一度もありませんでした。

 

うまくいかないからメンターのもとで習っているのに、

それを無視してこれまで通りうまくいかないことを続けても成果が出ないのは

いま考えれば当たり前なんですけどね。苦笑

 

年月が無駄に過ぎるだけだったので数か月で諦めて、

メンターが言ったことはそのまま全てやってみよう!

とある時点で完全に切り替えました。

するとそこから意外に簡単に結果が出たものです。

 

成果を出したいにもかかわらず習ったことをそのまま取り組んでいないなら

それは成果が出なくても仕方ないと思います。

なぜなら、それは「取り組んでいない」のですから。

 

取り組んでいないのに、

取り組んだ後の成果だけ欲しいと言われても無理な話

ですよね。

世の中そういう風にはできていません。

 

これは誰もが経験することですが

もし思い当たるところがあれば見直してみると良いですね。

 

自分は「できている」と思っていても

他人から見たら全然できていないことって探してみると良くありますので。

見直しは、客観性を磨く訓練にもなります。

 

では!

 

 

ブログランキングに登録してます^^
記事が参考になりましたら、応援クリックをいただけると嬉しいです!
にほんブログ村 為替ブログへ