トランプ大統領のティラーソン国務長官解任が為替にどう影響するのか解説します
最終更新日: 2018-3-14
3月13日(火)ティラーソン国務長官を電撃解任
ネットニュースでも多く報道されているので、すでご存知の方も多いと思います。
3月13日(火)日本時間の夜21時ごろ、トランプ大統領はツイッターで「ティラーソン国務長官を解任すること」を発表しました。
Mike Pompeo, Director of the CIA, will become our new Secretary of State. He will do a fantastic job! Thank you to Rex Tillerson for his service! Gina Haspel will become the new Director of the CIA, and the first woman so chosen. Congratulations to all!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月13日
昨日107.20円ほどまで円安となっていたドル円相場は、これを受けてまた106円台に戻りましたね(´×ω×`)
市場は「リスクオフ」要因として受け取っていることがわかります。どちらかと言えば大統領の発言に対しての嫌気が大きいかもしれませんね。
北朝鮮との首脳会談の話が浮上している時の解任ですから、少なからず北朝鮮との今後に関係してきます。
そもそもティラーソン国務長官はどんな人でどんな立場だったのか?解任されることでの今後の為替への影響を考えていきましょう!
トランプ大統領の指名で国務長官に就任したティラーソン氏
2016年12月16日にトランプ大統領によってティラーソン氏は、国務長官に指名されました。
それまではエクソンモービルというアメリカの石油メジャー最大手のCEOでした。
ティラーソン国務長官が以前CEOを行っていたエクソンモービル
日本でもEsso・Mobilというガソリンスタンドで有名ですね!
しかしその後行われた上院での就任議案では、賛成56:反対43にて過半数ギリギリで就任となりました。(前任ケーリー氏の時は反対がわずか3票)
トランプ大統領の推薦、また外交や公職経験のない人物が国務長官に指名されたためですね。
トランプ大統領とティラーソン国務長官の確執は依然からあった?
国務長官へ就任後は、中国・ロシアとの関係改善のために全力を尽くしていました。3月には日本にも歴訪し、安倍首相と対北朝鮮政策について圧力路線への移行について話をしています。
そして2017年10月ごろからトランプ大統領とティラーソン国務長官の間に溝ができます。
それが今回も引き金となった北朝鮮問題です。
北朝鮮以外の問題でもしばしば衝突があった2人
2017年10月ごろと言えば、トランプ大統領が北朝鮮に向かってTwitterなどで暴言ともいえる発言をしていた時期ですね。
ティラーソン国務長官は、訪問先の中国で「北朝鮮に対話の意思があるのか打診している」と話し合いに向けた道を探していました。
しかしながらトランプ大統領は「チビのロケットマンとの対話、交渉は時間の無駄である。長官はエネルギーを浪費してはならない」とティラーソン国務長官までも否定しました(´×ω×`)
その後ホワイトハウスも「北朝鮮と交渉すべき時ではない」と発表しました。このころから大統領との確執が存在したのでは?と言われています。
またこの時ティラーソン国務長官も公の場でトランプ氏を「間抜け」とののしっています。その後もこの発言は否定されず、お互いに嫌悪していた状態だったんですね(´×ω×`)
北朝鮮と交渉ではなく「話し合い」をしようとしていたティラーソン国務長官
問題はむしろ解任が決まった今後の影響の方です( ・`ω・´)キリッ
たびたび発言の場にて、ティラーソン国務長官は「交渉と話し合いの差をトランプ大統領に認識させるのが困難だ」と発言していました。
北朝鮮との会談は、そんな中やっと実現するか?と思われていただけに、ティラーソン国務長官解任のニュースは「北朝鮮との摩擦拡大」と受け止められリスクオフとなった訳です。
交渉には「武力行使」も含まれます。あくまで「話し合い」で平和的な解決を望んでいたティラーソン国務長官がいなくなることで、北朝鮮問題は悪化すると思われます。
トランプ大統領にとっては、口うるさい・自分の言う事を聞かない人間が1人いなくなったので良い人事とも言えますね(´×ω×`)
後任のポンペイオ氏は保守強硬派
そして後任に指名されたのは、ポンペイオ中央情報局(CIA)長官です。ポンペイオは保守強硬派、つまりタカ派の人物です。
昨年7月の安全保障関連のフォーラムで、ポンペイオ氏は「最も危険なのは、核兵器を支配している人物(北朝鮮)だ」「最も重要なのは、そうした(核)能力から使用の意図を持つであろう者を分離することだ」と発言しています。
つまり「金正恩氏の排除を示唆」=ティラーソン国務長官とは反対の意見の人物が次期国務長官になる訳です(´×ω×`)
ティラーソン国務長官の電撃解任についてのまとめ
解任の理由は、トランプ大統領との確執・北朝鮮問題の意見の相違が大きいと思います。
ただコーン米NEC委員長の辞任といい今回のティラーソン国務長官の解任といい米政権は誰がどうみてもボロボロな状態になっていますね。
ドル円相場は米経済が好調なことから106円台半ばで踏みとどまってますが、今週の経済指標でアメリカの弱い部分が出ればまた大きな円高にもなりかねません。
本日もこのあと21:30には、米小売売上高などの発表があります。なんとかトランプ政権を経済が支えているような状態ですので、市場予想を下回った際の急落には十分注意しましょう( ・`ω・´)キリッ
今後も米朝首脳会談の話題には、要注意ですね!
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