デモトレードでは勝てるのに、リアルトレードになるとサッパリ勝てなくなる「原因」と「解決策」

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こんにちは、みつしろです。

今回の記事では、

デモトレードでは勝てるのに、

いざリアルトレードになるとさっぱり勝てない・・・

ほぼすべてのトレーダーが必ずぶち当たるといっても過言ではない、

そんな摩訶不思議現象のカラクリと、

どうすればデモトレードの壁を超えて、

リアルトレードでしっかりと長く勝ち続けることができるようになるのか?

 

ボクの、10年以上にも及ぶトレーダー経験と、

これまで教えてきた1000人以上のトレーダーや、

ずーっと安定的に毎月数百万〜数千万勝ち続けている知り合いのトレーダーを分析し、

そこから抽出した共通点を惜しみなくお伝えしていきます。

 

たぶん、この記事をしっかり読み込んだ上で、

書いてある内容をしっかりと「実践」してもらえれば

仮に今トレードで行き詰まっていたり、

同じところをグルグルまわって燻っていたとしても、

必ず何かしらの突破口が見つかるはずです。

ちなみに・・・

2006年に新卒で入社した証券会社で、

トレーダー部門に移った時の話です。

 

当然最初はまったくのドシロウトなので、

最初はデモトレードからのスタートでした。

当時のボクは、

そりゃもうスーパートレーダーになるのが憧れだったので、

やる気満々だったし、根拠のない謎の自信もありました。

 

そして、いざデモトレードをはじめてみると・・・

 

もうバンバン勝てるのです(笑

 

「うぉーーーやっぱりおれは天才かもしれない!」

「おれはもしかしたら1000人に一人の人間なのかもしれない・・・」

今思い返えせば、かなりイタイ勘違いだったわけですが、

当時はもう完全に天狗になってました。

 

そこからいざリアルトレードに移行すると・・・

 

この先の展開はもう明らかにわかると思いますが、

入るポイント入るポイントことごとく逆を行くのです。

「っざけんな!おれを監視してるやつは誰だ〜!出てこい!」って内心

ダイハードのブルースウィルスばりに叫びまくっていたのですが、

 

当然そんなことしてもまったく勝てないどころか、

熱くなるほど負けまくり、

当時のアメリカ帰りの上司から、

「君、トレーダー向いてないんじゃない?」と言われる始末。

 

この時、ボクには一体何が起きていたのでしょうか?

今だからこそわかるそのカラクリをお話していくとしましょう。

なぜデモトレードでは勝てるのに、本番では負けてしまうのか?

 

ちなみに、デモでは勝てるけど、リアルでは勝てない理由として

一般的に言われるのって、

「リアルトレードになった途端ルールを守れなくなるから」

「お金を失うことを意識しすぎてしまうから」

「緊張してしまうから」

とか、大体鉄板の答えがあるんですが、

 

正直、ネットとか見てみても、

「そんなこと言われても・・・」っていう内容しか書いてないんですよね。

 

ボクが当時勝てなかった時に知りたかったのは、

「リアルトレードになるとルールを守れなくなる」

という事実ではなく、

じゃ、どうすればリアルトレードでもルールを守れるようになるのか?

そのためには何を、どの順番で練習すればいいのか?

痒い所に手が届く具体的な実践方法でした。

 

でも、なかなかそこまで伝えているブログや本ってありません。

ってことで、

当時、まだ勝てないトレーダーだったボクに、

未来からアドバイスを送るような気持ちで書いてます。

 

余談はこの辺にして、

まずはいきなり結論からいっちゃいましょう。

デモトレードでは勝てるのに本番で撃沈してしまう理由は、

いざリアルトレードになると、IQがガクッと下がってしまうからです。

なぜIQが下がるのかというと、リアルトレード(本番)になった途端、

お金が絡んできたり、

「勝たないといけない!」というプレッシャーが出てきたり、

まぁようは様々な心理的葛藤が生まれるわけです。

これはスポーツを考えると分かりやすいと思います。

練習ではなんなくできるプレーや技も、

いざ試合になったとたん、

「実力の10分の1も発揮できなかった……」なんてことはよくある話です。

つまり

  • 「デモトレード=練習」
  • 「リアルトレード=試合」

 

と置き換えることができます。

では、「リアルトレード(試合)」と「デモトレード(練習)」の決定的な違いはなんだと思いますか?

 

それは、

  1. 制約がある
  2. 緊張状態にある

この2点です。

この2つによっていざリアルトレードになったとたんIQが下がり、

デモトレードではできていたことがさっぱり出なくなるどころか、

普段なら絶対しないところでエントリーしたり、

ちょっと引かされただけなのにロスカットして、

その直後にまた戻して出し抜かれた感を味わったり(笑

後から振り返ってみると意味不明なトレードを連発し、

ズタボロに負けることになるのです。

では、デモとリアルでここまで違いを生み出す

「制約」

「緊張状態」

についてそれぞれ解説していきましょう。

デモトレードでは勝てるのにリアルで負ける理由①「制約がある」

そもそもデモトレードって完全にバーチャルな仮想ゲームなので、

「金銭的な制約」「時間的な制約」がありません。

 

とはいっても、

デモトレードでも利益が出たら嬉しくなったりしますが、

問題は「損失」のほうです。

デモでは、損失や含み損に対してまったく「痛み」を感じないのです。

 

だから、引かされたり、損切りになっても動揺しないし、

別にプラスになろうがマイナスになろうが現実には何も起きないわけですから、

含み益が出るまで放置プレイもできてしまう。

反面、リアルトレードだとそんなことは絶対できません。

これはスポーツでもまったく同じです。

ボクはかれこれ10年以上格闘技をやっていましたが(キックボクシング)、

「練習」だとふつー4ラウンド、5ラウンド、6ラウンド、

疲れることなくずーっとスパーリングやり続けられるんですよ。

不思議なことに。

でも、「試合」になると、もうまったく別物になるんですよね。

ちょっと動いただけで体が鉛のように重くなったり、

まるで水中にいるかのように息が苦しくなり、酸欠状態になったりします。

つまり、ちゃんとしたトレーニングをしないと、

本番という「制約が厳しい状況下」では、

本来の自分のポテンシャルを発揮できないのです。

だから、デモでどれだけいけてるトレードができていても、

いざリアルになると同じことができなくなってしまうわけです。

デモトレードでは勝てるのにリアルで負ける理由②「緊張状態にある」

次に緊張状態について解説していくとしましょう。

先ほどの格闘技の話をちょろっとしましたけど、

練習では相手は本気で倒しにこないので「負ける」怖さがありません。

(ガチのスパーリングの場合は別です。そして緊張します笑)

しかし、試合になると相手は本気で倒しにくるので、

「うわっ、もしかしておれフルボッコにされるかも…」っていう恐怖心が出てきます。

この恐怖心がIQを下げ、

冷静な判断を妨げるのです。

で、この恐怖心って、

トレードの場合「執着」から生じる場合がほとんどです。

「負けたくない!」

「損したくない!」

という執着が強ければ強いほど、

裏返しとしてそういう状況に追い込まれるほど、

それが現実化してしまう「恐怖心」がムクムクと出てきて、

なんとかそうならないように回避しようとするのですが、

これが厄介で、いかんせん恐怖で心を支配されてしまうと、

回避しようとすればするほど間違った判断を下してズレていき、

普段なら絶対やらないようなナンピン、謎のポイントでのエントリーを炸裂させはじめ、

しかも、自分がおかしくなっていることに気がつかない・・・

なんとも恐ろしい底なし沼にはなっていきます・・・

 

デモだとなんの抵抗もなく損切りできますけど、

リアルトレードの場合、「あ、ミスったかな?」っていう違和感を感じても、

その違和感に対処するよりも、

  • 「そのポジションを勝ちに持っていきたい」
  • 「うまくいかせたい」

 

という自分の都合を優先させてしまい、

どんどん軌道修正できなくなっていき、最終的には自己正当化をし始めるのが

だいたいのパターンです。

ようするに「自分は間違ってない」っていう理由を探し始めるんです。

何か違うんじゃないかな?という違和感を感じながらも、

  • 5分足は下がってるけど1時間足で見たらまだアップトレンドだからいける!
  • 3連勝してるから今回も勝てるはず
  • RSIが20以下になったからここから反転するはずだ!

 

という感じで、自分が正しい理由をいっぱい探し始めるんですよ。

つまり、人は執着の罠にはまると、

「最初の自分のボタンの掛け違いを認めない」ようになっていきます。

「何をしなければいけないかわかっているけど、どうしてもそれができない」状態とも言えますね。

そしてその積み重ねによって、

デモとリアルでえらい差が出るってわけです。

この壁を乗り越えるためには、

いかに脳みそに、

「練習環境」と「本番環境」を限りなく「同じもの」と認識させていくかにかかっているのですが・・・

いかにデモとリアルの境界線を外していくか?その克服方法とは?

先ほど話したように、リアルトレードで負ける理由って、

ちょっとした「違和感」を放置していくことで軌道がどんどんズレていくからなんですが、

じゃどうすればいいのかというと、

軌道がズレそうになった時、

そのズレを極力最小限に抑えればいいわけです。

 

そうすれば、デモトレードとまったく同じとは言わなくても

かなり「近い」トレードができるようになります。

つまり「違和感」を感じたとき(誤作動を起こしそうになった時)こそ、

いかに正しい選択肢を選べるかがポイントになってきます。

これってパラレルワールドをイメージしてもらったらわかりやすいんですが、

どの選択肢を選ぶかによってどのパラレルワールドにいくかが変わる感じです。

 

さて、ここからがいよいよ大事な部分になってきますが、

じゃそもそもどうしたらそれができるようになるか?

実は答えは非常にカンタンで、

緊張がない練習環境でトレードスキルのトレーニングを何度も何度も

繰り返し反復するのです。

緊張してない状態でトレードスキルの練習を繰り返し反復することが、

実は本番環境で自分の力を発揮するための鉄板トレーニングになります。

これは以前書いた、

 

FXが劇的に上達する脳の正しい使い方

という記事で解説していますが、

「緊張してる状態」を別名「サバイバルモード」といいます。

サバイバルモードというのは、

「今この瞬間」に対応しなきゃいけないモードなので、

その場で新しい情報やスキルを引っ張ってくることは当然無理で、

「過去から現在までの脳のデータベース」にアクセスして情報を引っ張ってくることしかできません。

「試合では普段練習してることしか出せない」って言われるのはそうゆう所以です。

つまり、ここで何が言いたいかというと、

練習環境でひたすら新しい技を反復練習して体に覚えさることができていれば、

緊張状態でもそれが出せるということです。

 

反復練習というのは例えば、

フォレックステスターや、

リアルトレードでロットを最小枚数(1000通貨〜1万通貨)まで落とし、

まずは負荷を徹底的に下げた上で、

  • エントリー
  • 損切り
  • 利食い

をひたすら一つの手法やチャートパターンで愚直に繰り返しやり続けます。

 

スラムダンクで桜木花道がやっていた片手片膝ドリブル練習と同じです。

 

 

 

 

 

 

 

フォレックステスターや、

小さいロットで繰り返し損切り、利食い、エントリーを実行し、

それが負荷なく、ストレスなくできるようになってきたら、

ロットを少し増やして負荷を上げて・・・

 

とにかく損切りしなきゃいけない場面、

利食いしなきゃいけない場面、

エントリーしなきゃいけないタイミングで、

迷いなくそれぞれ実行できるようになるまで、

つまり、「思考」と「行動」が合致するようになるまで、

この反復練習を「体に覚え込ませる」つもりで繰り返していくのです。

もし仮に「1000通貨でもちょっと緊張する」場合は最初デモトレードでもOKです。

デモトレードでまず繰り返しやってみて、

慣れてきたら最小ロットでリアルトレードに移行して、

「やっぱりちょっと負荷が大きいな」と感じたら、

またデモトレードに戻るということを繰り返しながら、

3歩進んで2歩下がる戦法でとにかく数をこなしていくことが大事です。

また同時にトレード日記を毎日つけながら、

自分の「負けパターン」「ズレていくパターン」を客観的に分析しながら、

どういう時にそれが発動するのか?

発動するとどんな感情になってしまうのか?

(パニック、怒り、不安など)

をとにかく記録していってください。

これは反復練習と必ずセットでやりましょう。

それくらい超重要なパートになります。

※参照動画:人生が変わるトレード日記の書き方 

 

ある程度ストックがたまり、

自分がどういう時に負けパターンにはまったり、

軌道修正できずにズレていってしまうのか?

その傾向がわかってきたら、

今度はズレそうになった時に「軌道修正」するための対策を書いていくようにしましょう。

 

例えば、

「今回のトレードはいける!」と思って勝負に出たら、

損切りになってしまった・・・

いつもはそこでカッと熱くなり、無謀なトレードをやって負けてしまうけど、

「いける!」と思ったのにあえなく損切りになった時は、

自分の感覚がズレているサインだと捉え、一旦トレードをストップし、

気持ちや感情が落ち着くまで(IQが戻るまで)散歩にいったり、ごはんをゆっくり食べたり、お風呂につかったり・・・

とにかく「一旦離れて仕切り直す」というルールを設定するとか。

(ボクは今でも8割方このルール一つで対応しています)

 

つまりAのパターンの時はAの対処をする。

Bのパターンの時にはまりそうな場合はBの対処をする。

 

という風に、「問題」+「対処法」をセットにして脳に覚えこますのです。

これだけでトレード力はどんどんレベルアップしていくし、

これまで超えられなかった壁を超えられるようになってくるはずです。

まとめ

今回は「デモトレードとリアルトレードの決定的な違い」を解説した上で、

「なぜデモトレードでは勝てるのに、リアルトレードでは撃沈するのか?」

そのカラクリをお伝えしてきました。

簡単におさらいすると、「デモトレードとリアルトレードの違い」は2つあって、

  • 制約があるかどうか?
  • 緊張があるかどうか?

 

でしたよね?

そして、この2つの要素によって本番(リアルトレード)ではIQが下がってしまい、

真夜中に書いた痛いラブレターのように、

普段なら絶対しないようなトレードを連発し、

冷静になって振り返ると

「なんであんなトレードしてしまったんだろう・・・」という無限ループを多くの人は

繰り返してしまい、なかなかトレードが上手くならないわけです。

そこでどうするかというと、

「リラックス状態で反復練習を繰り返す」のです。

そして、自分の「ズていくパターン」を把握し、

大きくズレるまえに軌道修正するための「自分トリセツ」を作っておくことをオススメします。

 

で、この練習で究極の目的は、

脳みそに「練習」と「本番」の差をできるだけ感じさせないようにするというか、

「練習」と「本番」の境界線を感じなくさせるような新しい「脳内回路」を作ることなのです。

 

ここまでいければ、

本番環境でも、練習環境と極めて近い判断&トレードができるようになるため、

デモとリアルのトレードの差がどんどん埋まっていき、

成績も安定していくようになります。

 

本番で緊張するのは、

脳みそが「本番環境」を「非日常」だと捉えているからです。

でも、リアルトレードが、

何気無い普段の「日常」の延長線なんだと脳みそが思ってくれれば、

そこまで緊張したり、

感情的になってブレたりしない、

周りからみたら「とてつもないメンタルの持ち主」に変貌していくのです。

でも、本人的にはその状態がいたって「ふつー」なのが面白いところだったり( ̄^ ̄)ゞ

なぜなら、リアルトレードが、毎日トイレに行くのと同じくらい「日常事」になるからです。

 

 

最後に、今回の内容を動画で解説したバージョンもあるので、

音声や映像のほうがみやすい!って方はぜひ( ^ ^ )/

 

どうすればトレードで勝てるようになるのか?

それも、ただ勝てるようになるのではなく、

ストレスや我慢をすることなく、自然体に水が流れるように

収益を積み上げていけるトレーダーになるためには、何が必要なのか?

その極意をお伝えしている電子書籍を無料でプレゼントしています。

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