本日の日経平均は続落。前日のNY株はしっかりと推移していたものの、国内での新型コロナ感染拡大や菅政権の支持率低下などを背景とする外資勢の日本株パッシング、テクニカルと市場マインドの軟化を重石に9時台に27,488円(−153)まで下落。昼前に27,600円台まで切り返す場面もありましたが、13:25発表のトヨタの決算も売り材料視されたため、引けにかけては27,500円台後半で軟調に推移。

東証主力株は売り優勢。ダイキン(6367)とファストリ(9983)の2銘柄で日経平均を70円下支えした一方、6758 ソニー、9984 ソフトバンク、4523 エーザイ、4543 テルモなどが指数の足かせに。

中小型株は 5384 フジミインコーポレーテッド、2371 カカクコム、7372 デコルテ、4385 メルカリ、6493 日鍛バルブ、6343 フリージア・マクロスなどに短期資金が流入。

日経平均 27,584円 −57、Topix 1,921 −9
225先物(9月限)27,590円、為替 109.10円/ドル
NYダウ先物 34,980ドル −18

big (32)

【ウォッチ銘柄】
△▼ 8012 長瀬産業
22年3月期第1Q経常益は前年同期比2.5倍で着地。通期進捗率も高めの約30%。短期的には吹き値待ちの空売り対象で注目。日本パワファス(5950)、GSIクレオス(8101)、シュッピン(3179)も同様。

△▼ 7003 三井E&S
22年3月期第1Q経常益(66.56億円)は黒字に転換かつ通期予想を超過。お持ちの方は目先のリバウンド局面で一旦手放し、底打ち確認後に中長期スパンでの再戦の有無をご検討ください。

△▼ 6758 ソニー、6479 ミネベア
22年3月期営業益予想を上方修正。好決算主力銘柄を観賞用でケア。

△ 1570 日経レバ 
14,300円水準での打診買い後、明日も13,900円割れ or 14,800円付近での買い増し狙いへ。

  (会員サークルより 
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△▼ 4563 アンジェス
決算(8/6)でのサプライズ期待を背景にアク抜け感は限定的。現況での買い(ホールド)はリスク過多。決算後に投げ売りラッシュがあれば打診買いに一考。

△▼ 9984 ソフトバンク
中国共産党によるIT業界への弾圧方針は確定しているだけに、長期的には赤く染まって業績を維持するか衰退かの二択と判断しています。資産運用としては対象外と捉えるのが正攻法。

△▼ 7203 トヨタ
ザラ場中に発表した決算は好内容ながらも、マーケットは利確売り優位で反応。日本経済の屋台骨だけに今後の発展を期待していますが、「モノづくり」に特化した厚みのない印象の現方針では3〜5年後は過去の優良企業に分類されそうです。

■ 後記
: 日経平均のテクニカルは、5日線・10日線・現値がほぼ同水準に位置する煮詰まり感の高い形状。低水準でのMACD陽転、企業業績の良好さに比べて売られすぎ水準のPER(13.5倍割れ)などを踏まえれば、更なる突っ込み局面は強気一貫、多少のリバウンド局面も買い増しから検討...が正着打と判断していますが、決算シーズン中の売買難易度の高まりも加味すればストレス過多な手法。

よって、明日もストレス玉と決算目前銘柄のポジション縮小と手仕舞い条件の徹底による下振れ対策を優先。その上で、継続予定銘柄に関しては買い条件内を強気、上昇時の売りすぎ注意 ≒ 回転メドの引け上げ、売却予定数の縮小方針で臨んでください。
 
では 本日もお疲れ様でした。

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