【勘流雑感】
 主要国政府は足元のコロナ災害から目を背けるように環境保護を加速している。現在の株式市場にとって主要テーマであることには疑いの余地はないが、2000年代序盤の第一次太陽光発電ブームがあっけなく壊滅したように、目先数年での劇的な社会変化は起こるまい。10年後振り返れば、欧米財閥が万人受けのしやすい「地球温暖化防止」という名の金融商品で荒稼ぎしただけの事となろう。自動車の大半を電気自動車に置き換えた際の現在比2倍の電力供給は、原発を封印したままでは不可能。中国の環境汚染を許容しながらエコバックを駆使したところで、地球環境にとっては慰め程度の好影響しなかい。派生した物言いをすれば、国民が一致団結すべき頃合いでの言葉狩りに建設的な効果はなく、清廉潔白な無能政治家に明るい未来を創出する力がない事は明白だ。

 さて、先週後半の日本株は売り派の独壇場。ジャクソンホールを前に日和見を続ける買い派を横目に、5日ラインを防衛ラインとした執拗な売り攻勢が続いた。先週末に一時27,000円を割り込み、ナイトセッションを27,240円で終えているゆえ、さすがに本日は堅調な相場環境が期されるが、ジャクソンホール通過までは27,000円台後半は厚い防波堤となりそうだ。

 さすれば、本日の先物はショート戦術を主体に、27,300円超えがあれば27,450円までパラパラと売り上がり、80−120円幅での即転を目されたい。27,500円オーバーは撤収。個別に関しては市場心理の底割れにて、しばらくはリスクに対するリターン期待値が低い状況が続くゆえ、お試し買いからの順張りスタイルが上策。

【勘流銘柄】
■ 9715 トランス・コスモス
8/10 3,245円より  8/20 3,295円 +50 
6月2,844円での底打ち後、先月末の決算を経て上昇志向を強めてきた。DX関連の穴株としての潜在能力は高い。薄商いは珠に瑕だが、提灯ディーラーが不参加ゆえ、理不尽な売り物も限られる。今週も押さば強気。中期指向では ■ 4400番台、短期指向では □ 本日からの新提唱を果敢に。
短期指向では

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【GS銘柄】
おはようございます。先週の日経平均は27,800円寄り付きから、週末には26,900円台まで暴落。コロナ警戒の影響も大きいと思いますが、外資系投資家によるFRBの利上げリスク、8年前のバーナンキショックの呪縛に囚われた感が強い下げとなりました。今週も環境改善に過大な期待は寄せられませんので、無茶や無理は避けながらも、先週の◎提唱銘柄が流れを崩すことなく推移していますので、チャンスがあれば市場ムードが停滞しているうちに積極的に動いていきたいと思います。

◎ 4563 アンジェス
8/17 706円  8/20 758円 +52 7%高
新型コロナワクチンの開発がいよいよ佳境に差し掛かったとの見方から、・・・・・・・・に仕込みの形跡アリ。期待先行で買われた昨年6月の2,500円水準から、今月安値658円にて株価は約75%調整していますので、1,000円台までは戻り売り圧力も知れています。

◎ 4165 プレイド
8/13 2,601円  8/19 2,817円 +216 8%高
8/10に発表した21年9月期業績の上方修正、新興銘柄に消極的な姿勢を続けてきた・・・・・による出遅れ株の物色ムードが追い風化。

◎ 先週末からの新規提唱
群雄割拠な状態が続いていた環境関連に篩い落としが進行。レノバやイーレックスが脱落した一方、こちらは短期筋にとっての数少ない狙い目になっています。

伏字銘柄も動意とともに順に掲載する

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テーパリング前のように、上がってから買っても間に合う時代は終わった。耽々と種を蒔く。

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