おはようございます。

昨日のNY株式市場は大幅続伸。前日のFOMCの無難な通過に加えて、ヤマ場を迎えていた中国恒大の破綻リスクの緩和(思惑)を追い風に「債券売り(金利上昇)株式買い」のポジティブトレードが急進展。個別では、金融市場の安定化(思惑)と長期金利の上昇を材料視した金融株の他、シェブロン、キャタピラー、セールスフォースが指数高を牽引。
ナスダックも主要銘柄が全面高となり、節目の15,000pを奪回。NYダウのテクニカルは13日ぶりに終値で10日線を上回り、9/20安値(33,613ドル)での底打ち感を強める格好。

NYダウ 34,764ドル +506、ナスダック 15,052 +155
米10年債利回り 1.433% +0.103、為替 110.34円/ドル
NY原油 73.30 +1.07、CME225 30,100円

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□ 本日の展望 : リバウンド優勢 ± 先物需給

CME225は日経先物の水曜終値(29,520円)から約600円高で取引を終了。よって、本日は買い先行でスタートした後、引けにかけてもFOMC・中国恒大リスクの緩和による買い戻しが支えとなるしっかりとした推移が本線。想定レンジは29,900〜30,300円。

★ 本日の戦略 : 過度の下振れ警戒を解除!

FOMCの無難な通過、中国恒大の利払いリスクの緩和により一段安リスクは大幅に軽減。よって、本日は過度の下振れ警戒の解除とともに持ち株の買い増しを中心に軽めの強気度アップを計りたいところ。ただし、昨日触れた三重苦のうちファンダ面とテクニカルは改善が期待される一方、10月上旬まで継続する「中間期末期初の特殊需給による乱高下リスク」や平時の週末リスクも踏まえれば、3−5割の余力を確保して大引けを迎えてください。


☆ 1570 日経レバ  : 連休明けの打診買い後、本日の反発局面は17,●●0円以下をメドに買い増しへ。

☆ 本日からの新スポット銘柄 : 市場マインドの改善を生かすべく、好業績・好テクニカル銘柄に派生。

(補足)今回の中国恒大の破綻懸念は、2008年のリーマンショックの先駆けとなった2007年のBNPパリバショックと近しい立ち位置で考えています。中国恒大のような「中国共産党の利権の温床」は当面は保護される可能性が高いものの、いずれ世界的なマーケットに大混乱をもたらすは不可避。

よって、先々の似たような事案に際しても「手仕舞い条件の厳しめ設定と徹底」で対応してください。※ 本日のリバウンドの二番煎じ狙いで「次回の中国ショックは買い向かう!」はNG。

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【ウォッチ銘柄】
△ 6814 古野電気
22年2月期経常益予想を30億円から45億円に上方修正。

△ 5759 日本電解
イメージワンなどと同様にテクニカルがしっかりしている旧Sラボ銘柄を押し目買いスイング狙いで注目。

『 想定は広範囲に、戦略は具体的に!』

では 本日もよろしくお願いします!
   


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