2021年9月20日週の週間FX収支「+173,500円」FOMCも終わりドル円相場は円安ドル高継続?
最終更新日: 2021-9-26
中国恒大リスクを受けるもドル円相場はFOMCで大筋を示す
今週もお疲れ様でした!やっと待ちに待った9月FOMCが終わり、為替・ドル円相場は年末から来年に向けて大筋が示される結果となりましたね!
週明けは中国恒大のデフォルトリスクでドル円相場は109.1円までリスクオフの円高となりました。
まだ23日の期日までのドル建て債利払いを実施していませんが、子会社の恒大地産による利払い実施報道などがあったため一時的にリスク回避ムードが後退。
また9月23日(祝)に行われたFOMC後の声明発表では
- ドットチャートで来年2022年・2023年共に利上げ観測が増加
- 2021年11月テーパリング開始が妥当
- 2022年半ばにテーパリング完了が適切
この3つがキーワードとなり、米長期金利上昇→ドル買いの大きな流れを作っています。
想像以上にタカ派が強い声明発表だった
特に1つ目のドットチャートは、2022年時点の利上げ予想者が3か月前のものから7人→9人へ増加。2023年も13人→17人へ増加とFRBメンバーの中でもタカ派的意見が大きく目立つ結果となりました。
また3に関しても8月のジャクソンホール会合では「テーパリング=利上げではない」と明言していたパウエル議長が「2022年半ばがテーパリング終了時期に適切」と発言したことにより、事実上の利上げ時期示唆ともなりましたね。
2は織り込み済みな部分も多かったですが、これを受けて8月の高値である110.79円に迫る勢いでドル円は急伸しました。来週以降もジワジワ高値を試みてくると考えられます。
これから年末・来年にかけてジワジワとドル買い→高値トライが来る
年始から「テーパリング時期」については今年ずっと話題に上がっていました。やっとそれが今回明らかになった形です。
今年も何度かリスクオフに動く場面がありましたが、根強くテーパリング期待が継続してここまで来ましたね。
これからは「11月のFOMCでテーパリング宣言」となること、「来年2022年半ば頃までテーパリングが続くこと」こちらは織り込み済みとなってジワジワとドル買いが増えてくると考えられます。
ドル円相場が高値を試してくる1つの要因は、米長期金利の上げ幅が年始の上昇時に比べると現在余地がある点です。
今年は年始からバイデン大統領へ変わり、約10円ほど円安ドル高が進みました。それと当時に3月には長期金利も頭打ちとなり、これ以上の高値は望めないだろうと懸念されましたね。
当時に比べても現在は落ち着きを取り戻しており、むしろこれから長期金利も上昇する余地を残しています。
中国恒大集団がデフォルトしても冷ややかな見方が強い?
ドルが堅調な中で逆に懸念材料となったのが、中国恒大集団のデフォルトリスクですね。しかし未だ中国不動産相場は下落していなく、今回影響を受けたのは富裕層が多いこともあって恐らく政府からの救済もないと考えられます。
FRBパウエル議長も日銀の黒田総裁も「本件は中国固有の問題」と発言していますし、中国国内でも「お金を持ってる投資家たちが損しただけ」という冷ややかな見方が強いです。
もちろん大企業なだけに影響はゼロではないですし、投資家心理としてはマイナスになりますが「リーマン・ショックを超えるような衝撃はない」と考えています。
あれから10年経ち、法改正やシステマティックな部分も当時のようにドミノ倒しにならないよう整備されてきました。ネガティブは伝染しやすいので、今後も警戒は必要なもののあなたが為替だけをトレードしているのあればそこまで大きな問題ではないと考えられます。
来週は足元の指標と要人発言、一応自民党総裁選も
そうなってくると大筋が示された中で、足元の米経済指標が大事になってきます。これまで通り結果次第で一喜一憂の場面は続きそうですね。
また来週もパウエル議長をはじめ、ブレイナードFRB理事やニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁など多くのFRBメンバーの発言があります。
ブラックアウト期間も明けた中でさらにタカ派的な内容が飛び出せば、よりドル買いの後押しになりますね!
為替には直接関係ないですが、9月29日(水)の自民党総裁選も株高を背景とした影響が出そうなので注意が必要です。こちらは念のため程度で大丈夫です。
為替・ドル円相場のみならず、世界が大きく動いた週なので来週以降もチャンスが大きいです。詳しいドル円相場想定は次節にて行います( ・`ω・´)キリッ
フィボナッチの注目ポイントから2回のトレード +173,500円
中国恒大の問題が来ようがこまいが、今週はFOMCまでは動きが鈍いと思っていました。
しかし予想を裏切ってリスクオフの円高に動いたので、余計にエントリーしづらかったですね。
逆に戻る勢いとフィボナッチ・リトレースメントの動きがかなりきれいに出ていたのでいいところで2回入れました。
- 9月23日(祝):21:30に110円をしっかり超えてきた110.032円から買いエントリー→先週高値を超えたのと眠気に負けて110.183円で早めの利確 +75,500円
- 9月24日(金):夜中もじわじわとドル買いが進み起きてすぐでしたがフィボナッチ23.6%のラインを超えてきた110.336円から買いエントリー→日本時間で珍しく20pipsとれたので15:15に110.532円で利確 +98,000円
- 全てドル円・50lotで取引をしています
フォボナッチ・リトレースメントでは8月の安値・高値を見ています。今週トレードしたところは、先週想定した赤い丸の中だけでしたね。
正直、中国恒大の影響がなければ111円に到達していてもおかしくなかった週だったと思います。それほど底をついてからの上げ幅も大きく、かなり堅調な動きをしました。
23日のトレードは昔の私ならFOMCまで起きて決済も110.3円まで待ったと思いますが、今は体優先というか眠気に勝てませんでしたね…歳ですね(´×ω×`)
#ドル円 長期金利とダウ平均の上昇でじわじわ110.2円まで来ましたね✨私もここらで利確です?
— FX投資家メイ @ #DM 毎日返信してます/ #FX収支 公開/ #ドル円 FXトレーダーブロガー (@fxsasakimei) September 23, 2021
最近Twitter見てると…「○○するくらいなら私のプロフの方法がオススメ」みたいにめっちゃプロフィール見させて、外部サイトに誘導してるのをよく見るんだけど流行ってるん??
逆に起きてからもすぐドル買いが継続していることがわかったので、24日は平日昼間だったものの即エントリーしました。
結果的に23日のエントリーからずっとポジションしていて来週に持ち越したほうが利益は大きかった(終値で+36万円の計算)ですが、これが私のトレードスタイルなので非効率な部分も受け入れなきゃですね。
規則正しい生活、ルールの順守は目先の利益よりも大事なことです。細くでも長くトレードできた方がFXには向いていますよ。
8月11日の高値はもうすぐそこなので、週明けにマイナスニュースがなければ突破してきそうですね。
そうなると今後ドル円相場は年初来高値また2020年の高値である112.2円を目指す形になりますが、直近の問題は111円台に乗るか?ですね。
来週にも111円台トライの場面はくるでしょうし、FRBメンバーのタカ派発言追撃があれば一気に年初来高値も夢ではありません。
週明けの動向にもよりますが、何度か111円を試すならそこでエントリーするのが一番利益を取りやすそうです。
アメリカ経済がテーパリング→利上げをすることはコロナからの復旧の証明
さらに言うと2020年2月の高値である112.2円はコロナ禍前の高値になります。
正直「やっとここまで戻れそう」という目算ができたのも今回のFOMCです。やっと安堵できた投資家たちも多かったと思います。
それほど今後の順調な米経済回復は期待されている既定路線であると共に、そこから外れれば悲観的にもなります。
ドルを買うならこのタイミングがやはり良いですが、まずは111円に届くか?しっかりと足元を見ながら大局を見ていくようにしましょう!
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コメント (1)
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1. ふくちゃん
勉強になりました