大抵の場合、有名になれるほど勝つ人はとても少なく、多くの人は道半ばにして負けを味わうことになります。
株式投資の場合は、私の感覚ではプロゲーマーやプロスポーツ選手、ベンチャー起業家などと比べて、勝つ人の割合は随分高いと思います。オリンピックの決勝のように、「今、ここで勝たないと意味がない」って事もありません。負けたら負けたなりに体勢を整えて反撃するチャンスはいつでも残されています。
気をつけなければならないのは、負けた時に再起不能レベルに陥らない事です。
どんな割安株でも、どんな成長株でも、悪い条件がイロイロ重なってしまうとかなり下がります。もし、元本✕3倍レベルでレバレッジかけて信用取引をしているのであれば、再起不能になるリスクは極めて高いと言わざるを得ません。もし10%下がれば、元本✕30%も資産が失われますので、3回それをやると元本は1/3になってしまいます。もっと悪いのは、-30%まで我慢してしまうと、一発で追証地獄がやってきます。それで短期トレードの世界では損切を口酸っぱく推奨するのです。
私のブログの読者さんは長期投資家が多いので、一日に6%も保有株が下がると涙目になる人も多いでしょうが、レバレッジをかけて短期トレードやっていたら、元本✕6%の損切りなんてほぼ日常です。
それも含めて、負けパターンを思いつくままに並べるとこんな感じです。
・レバレッジをかけすぎる(大きな借金をして株を買う)
・企業の成長や割安さの解消に賭けるのではなく、上がりそう、下がりそうという自分の感覚だけで勝負する・SNSの噂のみを根拠に投資する
・流行りのネタばかりを追いかける
・余裕資金ではなく目的のある資金で一儲けを企む
・業績悪化が鮮明な株なのに、もうこれ以上は下がらないだろうと逆張りの大勝負をする
・一つの銘柄にこだわりすぎる
・どういう株がよく上がるかをまともに研究しない。社会人としての経験と憶測だけで上がる株を判断する。
・仕手株にハマる
こっちからは頼んでもいないのに、オススメとして株式市場を退場していく人のつぶやきがツイッターで流れてくるのですが(で、それをついつい見てしまうので、また似たようなつぶやきが推奨される)
ほとんどの人の負けパターンは上のどれか(もしくは複数)だと思います。