おはようございます。

昨日のNY株式市場は急反発。前日までの3日で1,000ドル超の下落により自律反発機運が高まっていたところに、9月ISM製造業景気指数(61.1、市場予想59.9)、9月ミシガン大学消費者信頼感指数(72.8、市場予想71.0)、8月個人消費支出(前月比+0.8%、市場予想+0.6%)など経済指標が概ね良好な内容となったことで買いが先行。

節目の34,000ドル水準では戻り売りに押される場面もあったものの、午後に入ってからは週末のポジション整理、特に先物での売り方の買い戻しに拍車がかかり、15時台に一時34,490ドル(+646)まで上昇。ダウ構成銘柄は金融セクターや外需系を中心に概ね堅調に推移。ナスダックも反発。グーグル、マイクロソフト、オラクルが指数高を牽引。

NYダウ 34,326ドル +482、ナスダック 14,566 +118
米10年債利回り 1.467% −0.019、為替 111.02円/ドル
NY原油 75.74 +0.71、日経先物 29,040円 +220

□ テクニカル : NYダウのテクニカルは、7月以降の安値水準である34,000ドル水準での下値抵抗感、低水準で陽転間近のMACD陽転などが「底打ち反騰トレンド入り」期待を高める格好。

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米10年債利回りは8月1.1%台からの上昇トレンドを継続。インフレ懸念の証左として株式市場の足かせとなるシーンには注意が必要ですが、4月1.75%水準から長期債がバブル気味に買われてきた(金利は低下)経緯を踏まえれば、現在の1.5%水準までの上昇は「景気回復基調における良識的な上昇」とみるのがスマート。

また、世界的金融システム崩壊の警戒度を示すドルインデックスの90台前半での推移を踏まえれば、同様に懸念材料とされている“中国発世界的景気後退リスク”に関しても過度の警戒は不要と判断。

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【主な政治経済イベント】
10/4(月)米8月製造業受注、OPECプラス
10/5(火)米9月ISM非製造業景気指数
10/6(水)米9月ADP雇用報告
10/7(木)米8月消費者信用残高
10/8(金)米9月雇用統計

■ NY株展望 : リバウンド優位 ± 米議会・マクロ指標 

新型コロナ新規感染者数の減少傾向や直近のマクロ指標を受けた景気改善期待、テクニカルの陽転気配などを追い風とする堅調地合いをベースとしながら、週末の9月雇用統計を中心とするマクロ指標の内容、債務上限問題を巡る議会動向などを加減した推移へ。想定レンジは33,800 〜 35,000ドル

米経済指標や企業決算に関しては、「コンセンサスとの乖離・市場の反応」が短期的にはトレンド化しやすいため、(9月ISM製造業景気指数、9月ミシガン大学消費者信頼感指数の経緯から)概ね市場予想を上回る結果 → 株価の追い風要因となるケースが本命視されます。

“政策の具”と化している債務上限問題に関しては、当面は与野党の歩み寄りは困難であり、下振れの“建て前”として利用され続ける展開に要注意。

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