目標に向かってる時が一番 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

もう15年も前のことです。当時もちょっとした株式ブームで、みんなガラケーで短期トレードに熱中してました。

その当時、とても仲の良い取引先の担当者がいて、毎週のように、その会社を訪問していました。

ある日、その担当者から、あることを打ち明けられました。「実は念願のビルを建てて、不動産収入で暮らそうと思うんだ。」


確か、2億円ほどの借入れに目処がたち、既にちょっとしたビルの建設にかかっているとの事。



「凄いじゃないですか!!」
って言ったのですが、当の本人は浮かない顔です。

「今まで、ずっと、これをやりたくて頑張って来たんだけどさ。いざ、夢が叶うと、オレの人生ってこんなもんか。ただのビル1棟かって。なんか目標を見失ったっていうか…。」



ええーっ。

当時の私は株はやってはいましたが、まだ、ドケチで金をためながら、短期トレードスタイルでイロイロもがいていた頃でしたので、全く彼の気持ちが理解できなかったのです。



ただ、実際に自分も似たような身分になった時、当時の彼の気持ちがわかる気がします。



とにかく1億円!

って頑張ってた頃が一番楽しかった気がします。


1億円を突破した時、

「けど、これで会社辞めても、かなり地味な生活しかできんしな。」


って考え直し、


「会社辞めるなら、3億円は必要か?」と、目標金額を大幅アップさせました。


けど、それも突破すると、「株なんて水物だから、安定収入が無いと会社辞める気にならんな。」等と思いはじめました。

そのタイミングで、昨日の記事のソーラー発電の話になり、それを建設することになったのです。


ところが、それも叶うと、

「そもそも会社辞めて何すんねん?」って考えになり、


「そうだ!株の本を書きたかったんだ!」

って次の目標を立てました。


ところが、それもすぐに、日経BPさんから良いお話をいただいて、夢が叶ってしまいます。


だんだん、次の夢探しが大変になっているのが、正直な気持ちです。



強烈な目標に向かって頑張ってるときこそが、一番楽しいって話でした。