本日の日経平均は8日続落。前日のNY株はハイテク株主導で急反発していたため、買い先行で寄り付いた後、9時半ごろには28,209円(+387)まで上昇。しかし、節目を意識した戻り売り、米中リスクへの根強い警戒感などを重石に10時半ごろに前日比マイナス圏に突入すると、先物での仕掛け売りも足かせとなって、後場入り直後には27,293円(−528)まで急反落。引けにかけては下げ幅を縮小したものの地肩の弱さを露呈する流れに。

東証主力株は日経安に反して高安マチマチで推移。5232 住友大阪セメント、5233 太平洋セメント、9501 東京電力、5019 出光興産、4043 トクヤマ、4208 宇部興産、8306 三菱UFJ、7167 めぶきFG、3941 レンゴー、2768 双日、8308 りそなHDなどが前日比3%超上昇。

中小型株は 証券会社の投資判断を買い材料視したダイセキ環境ソリューション(1712)、タツモ(6266)の他、好決算のTSI(3608)、資源関連のコークス(3315)、三井松島(1712)、ノーベル賞≒環境関連のEneChange(4169)、古典的仕手株のアジアゲート(1783)などが商いを伴って大幅高。

日経平均 27,528円 −293、Topix 1,941 −5
225先物(12月限)27,410円、為替 111.73円/ドル
NYダウ先物 34,350ドル −133

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【ウォッチ銘柄】

△ 6194 アトラエ
21年9月期経常益予想を4.9億円から9.3億円に上方修正。OKK(6205)、日本フィルコン(5942)、霞が関キャピタル(3498)などとともに割り切り対象で注目。

〇 3998 すららネット 

岸田政権の発足による国策銘柄の見直し買い狙い。現値は仕込み値から下方乖離しているものの、8月安値まで距離を残しているようにテクニカルのダメージは限定的。明日の調整局面も毅然と対処しながら、〜(略)〜では 3−5割を売却 → 売り値の2,3%下値をメドに買い直しへ。

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■ 後記 : 本日ザラ場中に(会員サークル内で)コメントさせていただいたように、諸々のリスクを勘案した上で、現状27,000円付近までの下落は下方オーバーシュートとの見方に変わりはないだけに、明日の一段安局面も腰を据えて臨みたいところ。

リバウンド局面ではポートフォリオ内での強弱バランスの分散を念頭に丹念に。例)、持ち株A・Bともに反発初期を買い増し → Aは5日線、Bは10日線をメドに一部売却、C・Dは一時的に買い増しをストップ → Cは目先の手仕舞いを優先、Dは数週間のホールドの意気込みで対処 etc

※ 現在マーケットが内包している複数の弱材料への警戒は大切ですが、「リスクの過大評価」はトレンド陽転初期において買いそびれ・早売りの原因となります。悩んだらテクニカル重視での対応がおススメ。

  (会員サークルより >>Sラボ参加案内

では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!☆