■ 日本株展望 :「年末高のアノマリー」優位も不安残し

テクニカル良化気配(20日線や均衡表の雲上限への下値抵抗感、5日・10日線のゴールデンクロス)、日米政府の景気対策、年末高のアノマリー、小康状態のコロナ感染などを支えとする買い優勢の展開が本線。想定レンジは29,200〜30,000円

リスクシナリオとしては、消費関連データやインフレ動向に絡めたNY需給の軟化、中国リスクの増幅(を利用した先物需給の悪化)などを嫌気した29,000円割れに要注意。中国リスクに関しては、直近の香港株の持ち直し基調を踏まえれば過度の警戒は不要と判断していますが、中長期的な上値の重石、短期的な仕掛け売りの‘建て前’化に警戒したいところ。

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個別に関しては、月曜の決算シーズンの終了に伴う“物色の正常化”に期待。テーマ株相場再開に際しては、岸田政権の経済対策・環境・半導体などに関連した銘柄群が注目されますが、出遅れ銘柄が横並びで積極的に買われる可能性は極めて低いため、好テクニカル銘柄主体の取り組みが正攻法となりそうです。

【気になるニュース】

・ 東芝(6502)がグループ企業の3分割を発表。国家資本主義との対決を余儀なくされる時代に会社分割。。。身売りの準備に映ります。

・ 債務膨張そのものではなく、債務膨張に見合うほどマーケットが拡大していない事が問題。中国の一帯一路政策が自由貿易諸国の経済にボディーブローのようにダメージを与えています。
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世界の債務膨張は警戒水準 ピムコCIO(日本経済新聞

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