ライフドリンク カンパニー（2585）IPO上場承認発表と初値予想！清涼飲料の製造販売とシンプルなビジネス！

ライフドリンク カンパニー（2585）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日（11月16日）IPO新規上場承認発表があった3社のうちの1社となります。

すでに3社中の1社となる湖北工業（6524）については下記記事にてご紹介させて頂いておりますが、もう1社のFinatextホールディングス（4419）についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

ライフドリンク カンパニー（2585）の上場日は12月21日（火）で、湖北工業（6524）と2社同日上場、上場市場はこれまたIPO市場では不人気市場となる東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。

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ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO（新規上場）情報

設立：1972年3月28日
業種：食料品
事業の内容：清涼飲料の製造販売

公募株式1,324,500株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダ除く）の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、発行価格決定日12月13日（月）に決定されます。

売出株式2,299,800株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダ除く）の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月13日（月）に決定されます。

そしてこのライフドリンク カンパニー（2585）のIPO主幹事は大和証券となっていることから、グループ会社となるCONNECT（コネクト）のIPO委託幹事（裏幹事）入りがほぼ確定でしょうかね。

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さらにIPO幹事団（シンジケート）の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券もIPO委託幹事（裏幹事）入りとなる可能性が高いです。

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ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO（新規上場）事業内容等

ライフドリンク カンパニー（2585）はグループ会社で、株式会社ライフドリンク カンパニー及び関連会社（生駒名水株式会社）の2社で構成されており、清涼飲料（ドリンク）及び茶葉（リーフ）の製造・仕入・販売を行っております。中でも自社飲料（自社生産の飲料）ビジネスが最も重要な事業となっております。

自社飲料（自社生産の飲料）ビジネスの特徴としては「少品種大量生産」「調達から販売までの内製化」「工場の全国展開」が挙げられ、安定した品質の確保、低価格での製品提供、供給量の確保、及び天災等への供給柔軟性の確保を実現しております。

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
差引手取概算額1,842百万円については、海外販売の手取概算額（未定）と合わせて、設備投資資金に充当する予定です。 具体的には、富士工場における増産のための製造設備購入で2023年3月期に553百万円、新工場建設で2023年3月期に1,251百万円、2024年3月期に残額を充当する予定です。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
（ライフドリンク カンパニーのIPO目論見書より一部抜粋）

ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ライフドリンク カンパニー（2585）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,510円としてオーバーアロットメント含め62.9億円と規模的に東証二部市場への上場としては中型から大型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて36,243枚と多くありますが、海外投資家への販売もあります。

上述の通りライフドリンク カンパニー（2585）の事業内容は清涼飲料の製造販売ということで、清涼飲料（ドリンク）及び茶葉（リーフ）の製造・仕入・販売となります。IPO目論見書は小難しく記載されていますが、中身は非常にシンプルな業態となりますが、これまた残念ながらIPO市場では人気化するのは厳しい業態となりそうです。

設立は1972年とそれなりの老舗企業ですが、創業は1950年とさらに20年以上さかのぼります。現社名のライフドリンク カンパニー（LIFE DRINK COMPANY）の頭を取って「LDC」という自社ブランドで味と品質はもちろんのこと、価格バランスも追及した飲料ブランドの展開を重要事業と位置付け、製造販売をしています。スーパーやドラッグストアで販売されているようですが、私たちも気付かないうちにどこかしらで飲んでいるかもしれませんね。

今回のIPO（新規上場）に際する募集株の内訳は公募株1,324,500株に対して売り出し株2,299,800株と売り出し比率1.7倍、売り出し株の放出人の一部（1,555,100株）がベンチャーキャピタル（投資ファンド）となり、一定出口（イグジット）感がありますが、オーバーアロットメント含めてもオファリング・レシオはおよそ37.1%とそれほど高くはありません。

しかしながらこの手の業態は完全にグロース株（成長株）という見方ではなく、バリュー株（割安株）といった位置付けでの評価となることから、IPO視点で見ると、やはり30%超えは厳しい評価で見られるかもしれませんね。

東証二部上場の老舗企業の地味案件となることから内容的にも初値目線で見ると厳しいかもしれませんが、将来的に自社製品の株主優待の新設やバリュー株（割安株）投資という中長期目線で見れば、それなりに良い銘柄なのかもしれません。とはいえ、やはりIPO目線で見ると初値評価はD級評価といったところに落ち着くでしょうか。

公募株及び売り出し株ともに海外販売がありますが、業態的にも海外人気が高くなるような雰囲気は感じられません。よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのライフドリンク カンパニー（2585）のIPO参加スタンスはよほどIPO地合いが改善しない限りは基本的にスルーで、これまたIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加となりそうです。

＜追記＞
やはり大和コネクト証券がこのライフドリンク カンパニー（2585）のIPO裏幹事（委託幹事）になると公式サイトで正式に発表がありました。

ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO取り扱い決定（大和コネクト証券）

ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO（新規上場）業績等

ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO経営指標

ライフドリンク カンパニー（2585）のIPO売上高及び経常損益