リニューアブル・ジャパン（9522）IPO上場承認発表と初値予想！脱炭素社会の実現を目指す再生可能エネルギー事業！

リニューアブル・ジャパン（9522）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日（11月17日）IPO新規上場承認発表があった5社のうちの4社目となります。

すでに5社中の3社となるラバブルマーケティンググループ（9254）とサインド（4256）とTHECOO（4255）については下記記事にてご紹介させて頂いておりますが、残り1社のZEALS（9255）についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

リニューアブル・ジャパン（9522）の上場日は12月22日（水）で、Finatextホールディングス（4419）とサインド（4256）とTHECOO（4255）と4社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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リニューアブル・ジャパン（9522）のIPO（新規上場）情報

設立：2012年1月25日
業種：電気・ガス業
事業の内容：再生可能エネルギー発電所開発・運営事業

公募株式2,600,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダ除く）の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、発行価格決定日12月14日（火）に決定されます。

売出株式1,971,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダ除く）の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月14日（火）に決定されます。

そしてこのリニューアブル・ジャパン（9522）のIPO幹事団（シンジケート）の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券と岡三証券が入っているため、それぞれグループ会社となるauカブコム証券と岡三オンライン証券がIPO委託幹事（裏幹事）入りとなる可能性が高いです。

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リニューアブル・ジャパン（9522）のIPO（新規上場）事業内容等

リニューアブル・ジャパン（9522）はグループ会社で、リニューアブル・ジャパン株式会社及び連結子会社21社・持分法適用関連会社4社を中心に構成されており、太陽光発電所を中心とする再生可能エネルギー発電所の「①開発、②EPC（設計/調達/建設）」「③資金調達・案件売却」「④アセットマネジメント」「⑤オペレーション&メンテナンス」「⑥発電・電力小売」までの再生可能エネルギーに関する事業全般を一気通貫で提供しております。

【手取金の使途】
差引手取概算額4,103,364千円に、本募集における海外販売の手取概算額（未定）及び本第三者割当増資の手取概算額上限1,086,384千円を合わせた、手取概算額合計上限5,189,748千円については、当社グループの「持続可能なエネルギーを届け、生き生きと暮らせる未来を実現します」というビジョンに則り、更なる再生可能エネルギー事業の拡大に向け、以下に充当する予定であります。
①当社が開発する太陽光発電所に対する開発資金（1案件）として、2022年12月期に2,054,000千円を充当し、当該開発資金は発電設備建設費用に充当する予定です。
②残額は2022年12月期における新規の太陽光発電所取得資金に充当する予定であります。 なお、開発資金及び取得資金は、当社の連結子会社等である合同会社に対する投融資資金として充当する場合があります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
（リニューアブル・ジャパンのIPO目論見書より一部抜粋）

リニューアブル・ジャパン（9522）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

リニューアブル・ジャパン（9522）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,720円としてオーバーアロットメント含め90.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で、荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて45,710枚と多くありますが、海外投資家への販売もあります。

上述の通りリニューアブル・ジャパン（9522）の事業内容は再生可能エネルギー発電所開発・運営事業ということで、再生可能エネルギーは脱炭素社会への動きを受けニーズが高まっていると同時に政府も積極的に後押ししていることから、テーマ性のある国策銘柄という位置付けになりそうです。

管理人だけかもしれませんが、こういった業界はひと昔前で言うところの太陽光パネルみたいなのを思い出し、旧家や老人相手に少々強引な営業をするという悪い企業イメージが先行してしまいます。営業の世界では有名な話らしく、太陽光パネルか消火器のある家はなんでも売れるみたいな話も聞いたことがあります。

でもこのリニューアブル・ジャパン（9522）の創業のキッカケは現代表取締役社長の眞邉勝仁氏が2011年3月11日に発生した東日本大震災の際に被災地を訪れ、太陽光で稼働する浄水設備を届けた事とものすごく素敵な理由です。創業は2012年と10年経たずして時価総額500億円手前まで成長させるとは立派な方です。

とはいえ、IPOという目線で見るとまったくの別腹です。「国策に売りなし」という投資格言もありますが、それもIPOの世界ではあまり関係ありません。中長期投資であれば別ですが、とにかくIPO市場は需給です。人気投票です。

そういう目線で見ると、テーマ性はあるもののネット関連のような派手さの無い地味業態。東証マザーズ上場で公開規模がIPO想定価格（1,720円）ベースで90.4億円と大型で荷もたれ感のあるサイズ。加えて上場日は12月22日（水）で4社同日上場、前日（12月21日）及び前々日（12月20日）もともに3社同日上場とIPOラッシュど真ん中の過密スケジュール。残念ながら需給不安は拭えません。これまた今回も初値評価はひとまずD級評価が妥当なラインでしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのリニューアブル・ジャパン（9522）のIPO参加スタンスは中立で、海外投資家への販売もあることから、海外人気、そして肝心のIPO地合い、そして大手初値予想会社の見解など総合的に見て判断したいと思います。

リニューアブル・ジャパン（9522）のIPO（新規上場）業績等

リニューアブル・ジャパン（9522）のIPO経営指標

リニューアブル・ジャパン（9522）IPO売上高及び経常損益