おはようございます。

昨日のNY株式市場は続伸。引けにかけて雰囲気を悪くした前日の余韻で35,500ドル台後半まで下落する場面もあったものの、パウエル氏のFRB議長続投見通しによる不透明要因の解消、バイデン政権の「石油備蓄放出」決定によるエネルギー価格の低下期待、長期金利の上昇を好感した金融株高などが追い風に。ナスダックは続落。金利上昇を嫌気してハイテクを中心とするグロース株が軟調に推移。

NYダウ 35,813ドル +194、ナスダック 15,775 −79
10年債利回り 1.677% +0.052、為替 115.09円/ドル
NY原油 78.50 +1.75、CME225 29,705円

■ テクニカル : NYダウのテクニカルは節目の35,500ドルに抵抗感を示した陽線により一定の底堅さを示した一方、10日線をブレイクするまでは「短期調整完了 → 上昇トレンド回帰」判断は時期尚早。ナスダックも長めの下ヒゲが底打ちを期待させますが、強気戦略の前提とするには心許ない形状。

米10年債利回りに関しては、FRBのテーパリングとインフレ傾向も考慮すると、9月中旬以降のボックス圏(1.5%〜1.7%)からの逸脱 → 短期的な上値模索基調入りが本線。※ マーケットの乱高下要因として継続注視。

big (12)

□ 本日の展望 : 29,000円台後半の持ち合い

CME225(29,745円)は祝日前の日経先物と乖離が小さいため、本日は岸田政権の経済対策、NYダウの反発などが下支えとなる一方、祝日中のナスダックの急落、欧州でのコロナ感染拡大などが上値の重石となる方向感の乏しい流れが本線。想定レンジは29,500円台後半から29,800円台前半。

★ 本日の戦略 : 続・年末高への布石・強引な勝負はNG

今晩のNY市場は7−9月期GDP確定値、10月個人消費支出、FOMC議事録など複数のイベントに絡めた乱高下も警戒されますが、基本は明日の休場(感謝祭)を前にした買い戻し優位の展開が予想されます。週末のブラックフライデーからの市場ムード良化( → 年末に向けた堅調地合い)思惑も踏まえれば、大局強気スタンスの継続が正攻法。

ただし、好材料・ハイボラ銘柄が買われて、出遅れ銘柄ほど潜在的投げ売りバイアスが高い環境を踏まえれば、強引な勝負はNG。弱テクニカル・ストレス玉はポジション縮小を計りつつ、的を絞った押し目買いにより地合い良化に布石を打つ構えで臨んでください。

☆ クリークアンドリバー(4763)、☆ ベクトル(6058)など新規買い対象3銘柄も昨日の戦略を踏襲。

【ウォッチ銘柄&気になるニュース】
△ 6078 バリューHR、8903 サンウッド、4485 JTOWER
それぞれ大手企業との資本・業務提携を発表。割り切り買い対象でケア。増配予想のGSIクレオス(8101)、自社株買いのプラザクリエイト(7502)

△ 2667 イメージワン、7004 日立造船、37●●
テクニカル良化気配を示している旧Sラボ・低単価銘柄を押し目買い順張り対応で注目。好決算後、中長期押し目買い対象として触れたテスHD(5074)も継続注視。

      (会員サークルより 
>>Sラボ参加案内

・ トルコリラ、1日で一時15%下落 (日経新聞
→ 景気低迷下のインフレ基調において、自国金利の低め誘導と米国のテーパリングがセットになれば自国通貨の下落は自然の流れ。トルコ単体での事象であればマーケットへの影響は限定的となりますが、新興国に波及する場合には「大掛かりな需給調整の建て前」と化す可能性は念頭に。

 『 フライング・出遅れの双方に注意を払う!』


では 本日もよろしくお願いします。
  


☆ 本日からの新スポット銘柄
外需系東証主力銘柄は中国リスクや米ハイテク株の下落基調がネックとなるため攻めにくく、値幅期待の乏しい内需系も投資妙味が小さい状況。かたや、並みの中小型株では市場マインドや需給に左右される不安定な展開が懸念されます。

よって・・・、世界的なマネーの潮流にシンクロしつつ、これらの要因に左右されない銘柄を☆★第4の新規買い対象として仕込み開始!

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