【勘流雑感】 
 昨日の日本株は前日の大幅安に対するリバウンド優位にて29,500円近辺まで反発。夜間の先物も29,510円で取引を終了。本日は岸田政権の約36兆円の補正予算の閣議決定、東京都小池知事の観光事業者の支援策・都民割の再開方針など国内政治の前向きな動きが支えとなる29,400円から29,700円近辺での株価推移が期される。日米ともにしかるべき調整を経たことで、来週中には上昇ベクトルへの回帰色を強めてこよう。余談だが、岸田首相に関してはスタートから各方面に積極的な動きを見せているものの、本人の能力を考えればキャパオーバーに映る。3Aのような実力者のサポートなしでは早晩の手詰まりは不可避か。

 さすれば、本日の先物もSQ値水準の29,400円までを買い向かい、大半を60−80円幅での小掬いで回すが上策。29,350円割れは無理せ半数を即降り、落ち着きどころを見極めながら買い場探しに移行されたい。個別戦術については「夜明け前が一番暗い」感覚、日経反転を確認した後には一気呵成に攻め入る気構えにて種蒔きを続行。

【勘流銘柄】
□ 4176 ココナラ
先週火曜の騰勢を生かしきれずに保ち合いを継続中。マッチング型プラットフォームやスキルマーケティング事業の好調さのみならず、マザーズ市場での短期資金の滞留による物色の順番待ちの好環境に変わりはないゆえ現況も粛々と。

■ 3663 アートスパーク
メンバーサロンでは先週から中期指向で参陣。11/5発表の決算は利入れ材料となったが、イラスト制作アプリが牽引する業績成長ピッチは優秀。車載関連事業の見通しも半導体のサプライチェーン回復とともに良化している。マザーズ銘柄での即回転狙いからのシフトチェンジも考慮し、眼前の押しも耽々と。

(その他)
7187 ジェイリース
リベンジ戦狙いを継続。2,100円水準から2日で2,400円近辺まで急騰中。

6140 旭ダイヤ
S教授に絡みのある銘柄だが、今月前半の上方修正が評価されぬまま放置されている。1,000円以下の銘柄に提灯が付きやすい地合いも鑑み、コツンと来るなら即回転狙いに処すが面白そうだ。

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