【勘流雑感】 
 昨日の大発会はご祝儀相場にて急騰。昨年末のリスク回避モードの反動色が強く、売り派の買い戻し一巡後は相応の下落に警戒すべきだが、日経先物においては久方ぶりに買い派に制空権が移りうる環境となってきた。

 昨日の米株は12月ISM製造業景況指数の予想以上の低下、新型コロナ新規感染者数の最多記録などのマイナス材料を軽視して連日で過去最高値を更新。ナスダックは金利上昇を嫌気して大幅安となったが、ナイトセッションの日経先物が29,200台を維持して返ってきた流れを鑑みれば、本日も押しは買われる堅実な相場展開が予想される。

 さすれば、本日の先物は「大陰線まではアホになって買う」を信条に29,000円近辺までを買い下がった即転狙いに処す。28,900円割れは撤収。個別についてはIPO関連の処分に動いた目先筋がこのままひきこもる可能性は皆無なだけに、多方面に種を蒔きながら、萌芽したものに資金を集約しているスタイルが上策。

【勘流銘柄】
■ 3976 シャノン
12/9 1,720円より 1/4 2,015円 +295 17%高
11月後半から12月上旬の壊滅的な新興需給の悪化に抗うべく、即回転狙いからあえて中期指向に目先を変えて持続的に注力。昨日はその甲斐あって最低目標とした2,000円ブレイクを果たした。引けにかけては売られたが、複数のマザーズ銘柄が暴落した中にあっては終値1,800円台維持は健闘の部類。新規買い提唱としては取り下げるが、サロン提唱戦術の続行により次なる飛翔に備えるも善かろう。

□ 6613 QDレーザ
12/23 722円より  1/4 788円 +66 9%高
半導体レーザー、特にレーザアイウェア事業への期待は非常に高い。昨年末のここでの公開からでも8%程度の上昇率となっておろう。短期回転が本旨だが、今年前半にも11月高値1,150円超えは必至とみる。

■ 新たなる勘流中期指向
昨日の新規銘柄への参戦自重とナスダック急落を生かすべく、本日からはディーラー連中の資金移動の先取り狙いへと兵を進める。

(その他)
6522 アスタリスク
12月提唱時はファーストリテイリングとの係争に巻き込まれたが、その終止符とともに先高期待も回復している。12月後半のリバウンド一服後の押しを耽々と集めた仇討ち狙いで注目されたい。

6182 メタリアル
S教授の方で12月後半の1,300円近辺から提唱。ジリジリと下値を切り上げ、年初のテーマ狙いに乗っかった上値展開は思惑通りといったところか。乗り遅れとはなるが、1,500円を強めの堤防として目先の伸びを欠くようなら粛々と集めるが善かろう。日本電子材料<6855>、ADプラズマ<6668>あたりも押し目買いに分がある。

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