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スキャルピングのリスクと成績を安定させるやり方

「スキャルピングは難しい」とよく言われます。

ここでいう「スキャルピング(Scalping)」の定義は、
数秒から数分程度の極端に短い時間に、
何度も売買を繰り返して利益を積み重ねるトレード手法。

Scalping「頭皮を剥ぐ」という意味があり、
薄い皮を何枚も剥ぐように、
わずかな利幅を狙った細かい取引によって
「薄い利益を蓄積していく」のがスキャルピングとされています。

カワハギ
スキャルピングには皮剥ぎの意味があります。魚のカワハギではありません。

実際のところ、
スキャルピングはパパっとやって勝ち逃げするのは可能ながら、
ずっとスキャルピング視点で勝ち続けるのは難易度が高い手法だと言えます。

「ずっと勝ち続ける」という部分がポイントですね。

スキャルピングが難しいとされる部分のリスクと、
トレード成績を安定させていくやり方を簡単にまとめます。

スキャルピングはルールを明確にして

スキャルピングは、「ルールを明確にしてやればおいしい」手法と思います。

明確に勝ちやすい相場状況でだけ、
短期トレードとしてスキャルピングして勝ち逃げる。

プラスになる確率が高いスキャルピングルールを検証して決めておいて、
それのみを場面を限定して勝ち逃げることでプラスを出していくのが鉄則です。

例えば以下のような相場状況で。(画像クリックで拡大)
スキャルピングトレード例
ドル円5分足で、Wトップから下抜けした場面です。

利確を早めにすれば、
長期足の相場状況関係なくプラスで終わりやすい場面と言えます。
(根拠は、レンジの明確な安値(Wトップネックライン)を下抜けたことによる)

これをあんまり利確を引っ張ると、
仮に長期足の相場状況が強いアップトレンドだとしたら、
反発上昇を喰らってマイ転するリスクも高まります。

その場面での固い利確ルールを徹底することで、
スキャルピングのリスクを限定的にして勝ち逃げがしやすくなります。

ただ、
ルールを守り続けるのが難しいのがFXの常。

「もっと利幅を」「もっとトレードチャンスを」と、
スキャルピングでのルール以外のところで欲が出てくるのがまずいです。

スキャルピングでのリスク

(トレードルール外の)欲が出てくるのがまずいです。

多くのトレーダーは、
どんどん利益をとりたい欲求が強いわけで
そこでどんどんスキャルピングをやっていく、と。

トレードしたい欲求
チャート監視の集中力が必要なスキャルピングは、トレードしたい欲求との闘いでもあります。

トレード回数を重ねると、
簡単に勝てるのではと錯覚していき、
いつの間にかトレードルール(手法)外のところでもスキャルピングをしてしまいがちに。

もしくは値ごろ感でトレードしてしまう状況。

スキャルピングは小さい値幅を狙う前提なので、
それでも勝てるトレードが多いのがネックでもあります。

ルール外のところでトレードした場合、
仮に含み損になっても損切りラインが不明確な場合が多いです。

「こんなはずじゃ… なかった…」

不明確な損切りラインのトレードだと、
損切りするのもメンタルブロックがかかります。

挙句に含み損を塩漬け。
(わかっていても損切りできない精神状態になる。切れないんですよねぇ。)

それでも建値くらいに戻ってくることも多いですが、
一度塩漬けした含み損ポジションは、
ドンドンマイナス方向に動いても切りにくいもんです。
(塩漬けポジションするのは、クセになりますし。)

そういったことを繰り返しているうちに、
どっかのタイミングで大きな損切り(もしくは強制決済)を喰らうわけです。

このルール破っちゃう精神状態になりすいのが、
スキャルピング最大のリスクだと思います。

チャート見てる時間も長く、トレード回数多いわけですし、その分リスクも増えますし。

また、
損切りトレード後にメンタル崩壊リスクが高まるわけですが、
スキャルピングはトレード回数も多くなるので、
損切り後の精神状態がブレるリスクも比例して多くなるわけです。

成績を安定させるスキャルピング手法

トレード成績を安定させる為のスキャルピング手法は、
トレードルール(手法)を明確に決めて、それのみ実践することです。

具体的には以下のような部分です。

  • トレードする時間帯・回数を決める
  • 例えば相場のボラがでやすい「NYタイムのみ2回トレードして終える」など、トレード時間と条件を決めて実践します。

  • トレードする手法を決める
  • Wトップ・Wボトム等のチャートパターンがでたら、その場面だけトレードする、等。
    長期足のトレンド方向のみトレードする等の方針も決めておくのが良いです。

  • とにかく条件を明確にしてその場面だけトレードする
  • トレンドフォローか、トレンド反転手法か。

などなど…

トレードするルールを決めて、取り組みます。

ルールを予め決めておくことで、
精神状態をできるだけ冷静に対応できるように制御するわけです。

参照:メンタル管理とトレードルールを守る【超重要】

スキャルピングのトレードルール例

  • 米国雇用統計発表後、30分後メドに10PIPSトレードする
  • 米国雇用統計後は相場がどっちかに向かうことが多いです。
    指標直後の乱高下が終わって方向でたら、10PIPS程度を目途に短期トレードすると勝ち逃げしやすいです。
    米国雇用統計後のトレードは僕も実践を継続しています。)

  • ドル円・クロス円が同じ方向に勢いある相場で、10PIPSのみ1トレードだけ
  • ドル円・ユーロ円・ポンド円が揃って同じ方向に強く動いている時は、円が大きく取引されている状況です。
    そういった場面では通貨の連動性が効いてトレンドが伸びやすいです。

    そういった状況を踏まえて、少しのPIPSを取って逃げるのは勝ちやすいです。

  • などなど…
  • チョコっと取って逃げるトレードは、けっこう勝ちやすい場面はあります。
    ポイントは、「そこしかやらずにすぐ勝ち逃げる」です。
    ルール外の欲が出て深い尾すると、利益を削られやすいので。

相場は波を描くので…

相場は波を描いてチャートを形成していきます。

トレンド方向に価格が伸びても、
押し戻りが必ずどこかで入ってきます。

値ごろ感や価格の伸びを見てエントリーしても、
ずっと入り続けていると
どこかのタイミングでは押し戻りを食らうわけです。

以下、ドーンと下げが強かった相場状況からの反発上昇の場面です。
ユーロドル5分足チャート 反発してる
(MT4時間で2022年1月10日15時頃のユーロドル5分足チャートです。)
上記は1時間足レベルでは勢い良く下げてましたが、そこから反発上昇していってます。

以下がその場面のユーロドル1時間足チャート画像。
ユーロドル1時間足チャート
1時間足で見ると、ハイレンジの中の下げからの上昇戻しとわかります。

上記のような反転押し戻りに飲まれないように、
スキャルピング・短期トレードルールを明確にして勝ち逃げを意識していきます。

スキャルピングのリスクとやり方まとめ

  • スキャルピングはルールを明確にして勝ち逃げるべし
  • ルール外の欲がでてくるとリスクが大きい
  • 成績を安定させるには、とにかくルール通り実践する

人間の精神上、ルールを守り続けるのが難しいのがFXです。

なので、過去検証、トレード練習、実践を繰り返して習得していくしかないです。

まずは、
精神状態を維持してトレードできる「ルール」を確立させていきましょう。

それしかないです。

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