【勘流雑感】
昨日の日本株は先物での27,000円を巡る激戦の末に何とか27,100円台で取引を終えたが、米株は利上げ懸念、独裁国家による地政学的リスク、インフレによる米景気衰退の警戒感を三重苦とする荒れた流れに。相場の教科書に従えば、暴落後の乱高下は下げ相場の最終局面を意味するゆえ、理論上はここからは買いの一手がセオリー。瞬間的に26,000円台前半まで下落する場面、安値を買ってもすぐには上がらないケースなども考慮すべきゆえ、商いがスカスカの銘柄やチャート崩壊銘柄での一か八かの勝負は避けたいが、まっとうなものは自然体で下値を切り上げるとみるが妥当。
さすれば、本日の先物は26,900円台までを買い向かい、大半をデイトレに処されたい。26,800円割れは撤収。夜型人間はFOMC直後の上下は逆張りにて即回転を図りながら、最終的には買いに軸足を置いて夜明けを迎えるが善かろう。個別に関しては、昨日の全面安にて海を出し切った感があるゆえ、明日も買い乗せ可能な現金ポジションを残しながら、本日も押さば強気に挑むが上策。
【勘流銘柄】
□ 9885 シャルレ
提唱事由や昨日の個別需給の過度の売り傾斜を鑑みれば、当初シナリオ通り現値も買い。名村造船<7014>も昨日下げは下落ベクトル入りのサインではなく、トリッキーな一時的な下押しとみるが賢明。
7247 ミクニ