おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。ロシアのプーチン大統領のが「ウクライナとの対話で前進があった」発言を好感した堅調スタート後、10時ごろには33,515ドル(+341)まで上昇。しかし、売り方の買い戻し一巡後は根強いウクライナ情勢や景気停滞懸念、週末のリスク回避売り、冴えないミシガン大学3月消費者信頼感指数(59.7、市場予想61.4)などが重石となり、一日の安値水準で取引を終了。

NYダウ 32,944ドル −229、ナスダック 12,843 −286
米10年債利回り 1.997% +0.002、為替 117.30円/ドル
NY原油 109.32 +3.30、CME225 24,905円

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【主な政治・経済イベント】
3/15(火)中国2月小売売上高、米3月NY連銀景気指数、FOMC(〜16)
3/16(水)米2月小売売上高、パウエルFRB議長会見
3/17(木)英金融政策発表、米2月住宅着工、3月FF連銀景気指数

■ NY市場展望 : 弱気優位 ± ウクライナ情勢・FOMC・インフレ思惑


ウクライナ侵略戦争と欧米サイドのロシアに対する経済・金融制裁を背景に、世界経済は原油高によるインフレリスクとドルインデックスの高止まりが示唆する金融システム不安を内包。ウクライナ情勢は改善期待を悪化懸念が上回っている状況だけに、32,000ドル台前半から33,000ドル台半ばの弱気優位の展開が本命視されます。

FOMCに関しては、ECB理事会(3/10)と同様に従来コンセンサスよりもマイルドな金融正常化方針を示すことで株価の下支え効果 or 短期的な株価材料にとどまる流れが本線。

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リスクシナリオとしては、FOMCを経た急ピッチの金融引き締め思惑の再燃、ウクライナ侵略におけるロシア側の更なる蛮行、小売売上高(3/17)を中心とする消費関連指標を受けた更なるインフレ思惑の高まり、仕掛け的な「債券売り・株式売り・原油買い」の加速などを背景とする32,000ドル割れに警戒。

楽観シナリオとしては、(不謹慎ですが)ウクライナの首都キエフ陥落による軍事面でのピークアウト思惑による34,000ドルトライ...を念頭に。

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