本日の日経平均は反落。先週末のNY市場における金利高・ハイテク株安を嫌気した軟調スタート後、昼過ぎに日米先物主導で26,720円(−265)まで下落すると、13時以降は26,800円を挟んだ持ち合いに移行。10:30発表の中国物価指標はCPI(前年比+1.5%、市場予想+1.2%)、PPI(前年比+8.3%、市場予想+7.9%)ともにコンセンサスを上回り、中国株安を通じて日本株の圧迫要因に。

もっとも、先物主導で売られた側面が強く、東証主力株はやや買い優勢で推移。中小型株は7066 ピアズ、4268 エッジテクノロジー、4069 BlueMeme、6524 湖北工業、3083 シーズメン、1407 ウエストHD、1377 サカタのタネ、4187 大阪有機化学などに短期資金が流入。全般的には連鎖的投げ売りが顕著に。

日経平均 26,821円 −164、Topix 1,889 −7
225先物(12月限)26,820円、為替 125.00円/ドル
NYダウ先物 34,465ドル −148

【ウォッチ銘柄】
△▼ 6506 安川電機 
先週末の好決算も値がさハイテク株売りに押される展開。東証主力株を中心に「業績<地合い」がトレンドと化す可能性があるため、目先で決算を控えている銘柄は要注意。※ 決算前の半数程度のポジション縮小縮小 → 決算後の順張り対応がおススメ。

△ 6323 ローツェ
22年2月期経常益は前期比2.09倍で着地。今2月期は更に38.9%増を予想。割り切り対象で注目。プロパスト(3236)、カネ美食品(2669)も同様。

△ 3083 シーズメン
GS氏注力中◎ 今日からのGS銘柄も明日の急騰が期待されます。

■ 後記 : 日経平均のテクニカルは、新たに5日線・10日線のデッドクロスも売りサインに追加されたことで、2,3週間(以上)の調整トレンド入りリスクを高める格好。

先月の上昇過程では、27,000円台をおまけの領域、28,000円超えを上方オーバーシュートと判断しましたように、(1)直近の米長期債売り(金利上昇)ハイテク株売りの巻き戻し余地、(2)原油市況の落ち着きが示すロシア絡みの世界経済停滞リスクの折り込み一巡感....などを踏まえれば、目先の26,000円割れは‘おまけ’の調整。

よって、更なる下振れ局面での日経連動タイプや東証主力株の投げ売りは最小限にとどめるのがおススメ。

 (会員サークルより >>Sラボ参加案内

では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!☆