冷静に考えれば、CONNECT(コネクト証券)の「株のタイムセール」って、そもそも金商法に抵触しているのではないでしょうか?
まあ、天下の大和証券グループがCONNECTの戦略・戦術を監修していると思うので、法的な問題はないのだと思いますが、この「株のタイムセール」って、イオンなど大型モールのタイムサービス販売じゃあるまいし、真剣勝負の投資の世界に何を言っているのだと思います。
しかも、投資商品という買うだけで終わらない(最後は売らないと完結しない)株式(価格変動リスクのある金融商品)を、リスク説明も不十分なまま、客寄せ訴求を目的としたセールで「最大7%OFF」ってどういうことでしょうか?CONNECTはいつから洋服を売り出したのですか?
更には、この株のタイムセールは指定する銘柄が全て瞬間蒸発し、顧客に冷静に考える時間を与えない、顧客を引き寄せる為に、「最大7%OFF」という看板をぶら下げ、射幸心を煽りすぎではないでしょうか。
証券会社が「最大7%OFF」って、バーゲンセールの様に売りさばく手法には呆れます。また、株式をそんな形で販売しても、関係法令上問題ないのでしょうか。金融庁に確かめてみたいくらいです。わたくし Kensinhan は、金融庁や財務局には知り合いがいます。一度聞いて見たいと思います。
個人的には、なんか、投資を軽くみている、馬鹿にしている様に思いますが、その範囲だけですむものなのか、関係法令に抵触していないものなのか、明らかにしたい心境です。
投資商品が、こんな感じで訴求されていくことには、個人的には反対です。また、やるなら、希望者の多くが買えるようにすべきです。単元単位ではなく1株ですから…。
そんなおり、今日、先程、CONNECTからメルマガが届きました(一部を転載)↓
【1】完売御礼 最大7%オフで株が買える!「タイムセール」
---------------27日に第1回株のタイムセールを実施しました。多くの方に参加いただきまして「完売」となりました。ありがとうございました!
これって?証券会社のメルマガですか?と思います。価格変動する株式を嗜好品等の如きに訴求する戦略には違和感を禁じえません。
どうせ、投資などしたことのない、或いは命懸けで投資を経験したことのない社員らが、小売流通業など異業種のマーケティングを取り入れて、告知広告しているのだと思いますが、まあ、これって、金商法に抵触しないのでしょうかね〜。
実際、「株のタイムセール」で買えた人も極めて少なく、完売御礼で、ありがとうございました!と記載していますが、一体何名の方に御礼をしたというのでしょうか。やっているという自己PR、自己満足の世界ではないでしょうか。
この文面は、多くの参加した人に対しても、不誠実であり、馬鹿にしていると思います。あえて酷い実態を伏せており、慇懃無礼さを感じます。本来、回線がパンクしてしまったことや瞬間蒸発して多くの方が買えなかったことへの謝罪をまずすべきではないでしょうか。お礼ではないはずです。
こうした数の論理では、宝くじ並み誇大広告にもなっており、射幸心を煽って、自社のイベントに参加誘導させるものの、買えないセールなので最悪です。
ただ、買えないだけで=実損は発生していないため、顧客がCONNECTに対して、損害賠償は成立しませんが、この手法は顧客軽視の新手の商法であるといえるでしょう。この方針にはついていけません。
このバナーを見るだけで、誇大広告!?虫唾が走ります。イメージと実態が乖離しすぎです↓
それでも、性懲りもなく、2回目も3回目もやるというから驚愕します。
とにかく、CONNECTの最近のドラスティックな方針転換に嫌気がさしています。真の証券会社ではないようです。株式を相対取引し、自己都合でダンピングして売るなど、色んな面で問題ありそうですが、相対取引なので、なにをしても許されるのでしょうか。17時という時間外にこんなことして…。
さておき、これまで、読者にCONNECT(コネクト証券)を勧めていたことを、投資家の端くれとして恥ずかしく思います。
もう、CONNECT(コネクト証券)を読者の皆様に推奨することはありませんが、過去記事までは、修正するのが大変なので、私のCONNECT訴求の記事はそのまま放置しておきます。ご了承ください。
ただ、当ブログのトップページには、随所にコネクトを推奨する記事やお友達紹介等のバナーを添付していましたが、それは今日すべて、Twitterも含めて、CONNECTの訴求になるようなものは全て外しました。
ここまで、真剣勝負の投資から路線を外してくるとは思いませんでした。皆様、申し訳ございませんでした。
そして今日、228日目となったCONNECTの積立投資である「まいにち投信」も止めました。これも、CONNECTのイチオシ商品で、CONNECTに協力する意味でしていましたが、ここまでショッピングモール戦略でマーケティングされる会社には、協力する気も無くなりました。
ただ、売買手数料無料クーポンはありがたいので、これがある間は、嫌々ながらもCONNECTを使いますが、あくまで、コスト安という視点からでございます。
あと、特定口座は2社の損益が合算されないという税法上の問題もあり、直ぐには他社の証券会社に100%切り替えられないといった大人の事情もあります。
今日は、読者の方で、お勧めの証券会社を複数社教えていただきました。ありがとうございます。今後、検討していきたいと思います。
CONNECTは奇策による顧客獲得に躍起で、楽天証券やマネックス証券の様な有益な投資情報は皆無に近いです、非常に残念なCONNECT…。