もう記録に残しているだけで10年以上も続けている株主優待のクロス取引ですが、2021年分も紆余曲折ありながら、ほぼすべての優待を回収しました。データが出揃ったので改めて振り返って今後の戦略も考えてみたいと思います。

株主優待戦績

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2021年は取得件数は199件と200件まであと一歩の件数。そして得した金額は48万程度と出ました。例年以上に結局頑張った年だったのかも知れません。過去の年もチェックしてみると一番件数は取っていた年になります。

2021年はどちらかというと株主優待は減っていく方向に感じていましたが、その中で逆に取れるうちに取っておきたいという心理が働いたかも知れませんね。何年も続けていてちょっと面倒くさくなってきたところですが、株主優待の廃止が続いたことが良い刺激になっているかも知れません。

一方で、「これ要らないんじゃない?」といったものも勢いで取ってしまっているのも事実です。また、しっかりと確認せずにクロスしたことで5件ほど優待が貰えなかった銘柄もありました。そこは、反省すべき点として「効率」も考えて行動したいなと思っています。

ここ最近心がけていることは

  • 自分で消化できないと思うものは余っていても取らない
  • 食品などは特に複数名義で取って余らせるぐらいなら他者に譲る思いで
  • 外食優待は結局、外食があまり好きでないので控えめに
  • 同様に炭水化物豊富など健康を害してまで貰うものは控えめに
  • クオ・カード系などは1000円以上縛りを第一に付ける
  • 早期の争奪戦には参加しない。なかったら諦める余裕の行動で
  • ただ、落ちているものは全力で拾う精神も忘れずに

こんなところでしょうか?「無駄にはしない、がっつかない、しかし丁寧に」感謝の気持を持って種を蒔き頂くという感触で続けたいと思っています。

2022年は3月末の時点でほぼ100件程度の取得になっており、おそらく2021年と同程度の状況で終着するのではと思っています。

今後も継続して楽しく続けられる環境が続けばいいなと思っています。SDGsなどでも言われているサステナブルな状態が株主優待クロス取引でも続くことを願いたいですね。

後は議決権行使など電子化の流れが続いていて、最近は「株主総会資料の電子提供制度」の案内が届いていると思います。2023年3月以降の株主総会からは株主総会資料は原則ウェブサイトにアクセスする形になるようですね。随分と封筒の厚みは軽減されるのではないでしょうか?

株主優待に関してもクオ・カードが代表的なものの一つですが、そろそろ電子ギフトが進んでいる世の中です。独自の電子ギフトを持っているところは株主優待の電子化が進んでいて転売対策にも一役買っています。クオ・カードもクオ・カードPayで良い人は結構多いはずですし、その他のキャシュレス決済が出来る系の電子ギフトの方が、優待を出している企業としても効率がいいでしょう。株主優待廃止よりも電子化の流れを進めてくれれば、もっと長くこの株主優待クロス取引が楽しめる状況になるのでは?と感じますね。

野村IRから毎年届く、株主優待の状況をまとめた冊子は結構有用に確認させて貰っています。現状は高止まりの踊り場で、このあたりから急減少しないで欲しいというのが多くの方の本音になりそうです。