【勘流雑感】 
 先週末の日本株はECB理事会後の先物での売り攻勢に押され、前日比400円強下落。NY時間においては狼狽売りやシステム売買の売りもダメ押しとなり、27,300円近辺まで一気に下値を切り下げた。先週序盤から「現在の上げ相場に残された寿命は短い」主旨のコメントと戦略に触れてきたが、水曜夜間の米FOMCの下落材料化リスクを鑑みれば、下げ相場は始まったばかりとみておくが妥当であろう。ゆえに、今週水曜までは突っ込み買い、戻り売りの後ろ向き戦術、木曜以降は需給良化兆候を確認しながら種蒔きから再開する構えで挑まれたい。

 さすれば、先物に関しては6/3からのショート戦術を続行。本日も寄り値から100〜200円程度の反発局面を売りで入り、大半を80−120円幅での回転に処す。寄り値から250円高は半数撤退後に売り直しの機会を窺う。小口勝負でのデイトレなら、9月オプションの屑コール買いも面白い。個別に関しては、地合いに反して底堅く推移するものは強気続行、地合いなりに売られるなら片意地張らずに一時撤退にて先々の種蒔き資金を拡充する。

【勘流銘柄】
□ 9519 レノバ
6/8 2,033円より 6/9 2,248円 +215 10%高
5月後半の 4268 エッジテクノロジー、9115 明治海運、3661 エムアップ、3856 Abalanceの連勝によるアドバンテージは、6月1週目からの  6810 マクセル、5631 日本製鋼所など中期指向3銘柄で増幅。

先週からは上げ相場の最終局面を前提に、再び短期指向に傾斜。眼前の日経急落を耐えるようなら視界は明るい。もう片方の短期指向 □ 7000番台も粗方同じ。5月前半の提唱時はは約1週間で21%高を達成したが、足元のユーロ高を仕掛けのトリガーとできれば株価水準を大きく変えてこよう。

□ 7000番台はここに記す
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(その他)
1366 大和225ダブルベア
先物を手掛けておらず、持ち株も売りにくい環境にある仁はここにてヘッジをかけられたい。寄りでサラッと拾ったら、水曜引けまでの中でタイミングを散らしながら買い乗せる。木曜以降に地合いに良化兆候が鮮明になるなら降り、下落ベクトルを強めるなら持ち株の損切りと合わせて玉縮小を図られたい。