私の勤める会社は、この記事のグラフで言うところの「(副業は)条件付き容認」です。

ただ、私が最初に本を書いた12年前は、その事をほとんど誰も知りませんでした。

「本は書きたいけど、副業禁止だし、どうしよう？」と人事部に相談したところ、

「社則では[許可なく副業を禁止する]となっている。裏を返せば、許可を取れば副業可能だ。趣味の本を書くと言うのであれば、おそらく認められるだろう」と教えてもらい、すぐに申請し、無事「許可」をもらいました。

その後も、雑誌に連載したり、本を書いたり、時々取材をうけたりしていますが、そういうのは、全部、あらかじめ許可をもらってやっています。

先日、会社近くのコンビニで、久しぶりにある知り合いの社員から、突然、お礼を言われました。

「奥山さん、ありがとうございます」

「はて？何か、しましたっけ？」

首を傾げていると、要はこういうことでした。

以前、飲み会か何かで副業の話となりました。そこで、今、書いたようなことを、その方に教えていたのですが、実は彼も特殊なジャンルでちょっとした有名人であり、

「月一回程度ですが、お陰様でセミナー講師の副業ができるようになりました！！」

と言うのです。

月一と言っても、かなり特殊な技能ですから、その知見に対して結構な講師料が支払われますので、収入の面からも、人生が開けたという面からも、とても喜んでもらえました。

確かに厚労省が進めるように、副業を広げるのは、これからとても大事なことだと思います。私の場合も(収入の面でももちろん助かりますが)、やはり、人生を開くと言う意味で、価値があったと思います。

もしかしたら、どなたかのお役に立てるかもしれませんので、念の為、記事にしました。