8月の頭にもIPOがあることになりました。上旬の上場は他社との被りがなくなりますので、このスケジュール感はありがたいですね。三菱とみずほの共同主幹事ですので、よく話し合って決めたのかも知れません。

日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO新規上場情報

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マイクロソフトのクラウド製品を導入支援するのがメインサービスです。大手SIerの上場と言ったら良いでしょうか?新規性は薄いですが、それなりに成長している業種です。

想定価格は1,420円。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とみずほ証券の共同主幹事。吸収金額が想定価格ベースで39.8億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。

公募株は自己株式処分となっています。また売出株は0で、このあたりは公募組にとっては嬉しいところでしょう。一方で想定価格に関しては既に上場している同業種と比較して、もう少しディスカウントが欲しいというのもありますね。

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事業内容は目論見書にも何度も出てくる「マイクロソフト」ベッタリの企業です。マイクロソフト自身もWindows・オフィスからクラウドサービスに事業スタイルを変えて、まだまだ成長していて、日本でも関連する会社が複数上場と巨大企業の威力を感じます。

日本ビジネスシステムズも30期超えで従業員も2,000人超えの大企業です。上場は悲願の一つかもしれませんね。

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業績は30期を超える辺りでも緩やかに売上が伸びていて、特に近5年で売上が2倍になっているのは凄いと言えるでしょう。もはや非上場銘柄ではなくて、安定の上場銘柄のような動きです。利益も比較的安定しています。

全体を通して面白みに欠けるのは正直なところで、社名も「日本・ビジネス・システムズ」と「日本・ジャパン」と付けちゃう銘柄、他社と混同しやすい単語並べ、略してJBSと英文字3文字も長年のIPOファンからはイメージが悪いです(笑)

こういった地味系とも取れるIPOがしっかりとした値動きをするのも大切かと思います。新市場になってから、ジャスダックスタンダード・2部が東証スタンダードの扱い方と思いますが、こちらは東証2部よりも以前のジャスダックスタンダードより、さらに上場後はプライムを目指すという健全な成長が考えられそうです。

想定価格があと一歩安ければという部分もありつつ、これならギリギリ参加、そしてスケジュールも良いですので、いい形の船出となって欲しいです。三菱UFJモルガン・スタンレー証券主幹事なのでauカブコム証券でも取り扱いあるでしょう。

auカブコム証券 口座開設

三菱主幹事のときは、私もauカブコム証券での申込みは忘れないようにしています。

日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO新規上場情報

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