マイクロアド(9553)の初値結果です。初値は残念な公募割れとなりました。大手予想会社のはしごを外すような直前公募割れ予想、残念ながらSBI証券主幹事は良くも悪くも市場任せなところがあると思っています。厳しさを露呈してしまうと相場になりませんね。

初値売りで約1.2万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。

マイクロアド(9553)のIPO新規上場情報

【マイクロアド(9553)】(公募価格1,410円)

9553

初値:1,290円(公募比: -120円/-8.5%)
高値:1,308円
安値:1,201円
終値:1,203円
出来高:3,873,800株(公募売出総計:2,314,000株)

初値は1,290円で引受価格の1,297円よりも下回る結果です。こうなると需給任せのSBI証券主幹事案件ではセカンダリーで良い状況になるわけもなく、終値では初値よりも下げています。もともと見込まれた価格設定ですので、その見込まれたものに値するような業績が出ない限りは今後の株価推移は苦しそうです。

なお、出来高は公募売出総計を1.5倍程度しかしていません。ここ数日、ちょっと盛り上がった感があるIPOですが、この出来高の少なさはいきなり買い手がまた減った印象です。もうちょっと買いがあっても良いのにというのが本音ですが、「機運」が沸かなかったは一つの原因ですね。

SBI証券主幹事ですのでチャレンジポイントの試算もしておきます。ボーダーラインは100P、1枚配分で計算すると-12,000÷100=-120。で1Pあたり120円以上の損失という非常に酷い結果となりました。 貯め込んだポイントでダメージを食らうのは、やはり辛いものがあります。

私もCかBかで迷いつつもB評価にしており、それが公募割れしてしまって申し訳なく思います。大手予想でも初値プラス評価のレンジから、直前に公募割れ予想という「予想する意味ある?」というレポートが出るぐらいですから悩ましい銘柄だったことは間違いないです。

良くなかったことはきっぱり忘れて次に挑む方が良いとは思いますがSBI証券主幹事では昨年のジェイフロンティアといい、強気予想になりがちでB級評価して公募割れする事態が続いていますので、慎重にBBスタンスを更新できたらと思います。しかし、何でも微妙のCにするのは簡単ですし、そうなると攻める銘柄がなくなりますので全体を通して考えることも必要かなというのも感じますね。

shukanjibetuipo

SBI証券主幹事案件は長年のデータからすると、他社のIPOよりも初値の平均騰落率がグラフでも突出するレベルなので、やはり積極参加の方が功を奏すとは思っています。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでませんでした。

読者予想は私の予想よりもやや強気でしたが、これもSBI証券主幹事案件ではよく起きる現象で、やはりネット証券が主幹事となるIPOは個人投資家の機運が初値には重要だったりします。今回は直前になって急激にそれが減ってしまいました。前日の大手予想を覆すようなパワーを最後まで期待しましたが、甘くありませんでした。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。