発表迫る米国CPI(7/13)!雇用統計の振り返りも含めてサクッと解説
最終更新日: 2022-7-12
こんにちは!
先週末には米雇用統計があったり、昨日はドル円が137円台になったり、今週は重要指標である米国CPIの発表があったりと、直近は忙しい日が続いていますね(´・ω・`)
ちょっと情報がギュっと詰まっているので、今回のブログでは振り返りも含めて直近のトピックスをサクッと読めるように解説してみます!
まずは先週の雇用統計前後から7月12日午前中までの振り返りをしていきましょう(´ε` )
米雇用統計の振り返り、ドル円が上昇した要因とは?
7月8日に発表された6月度米雇用統計(前月比)は、予想26.8万人に対して、37.2万人と大幅に上回りました。 また、6月平均時給(前年同月比)では、予想5.0%に対して5.1%とこちらも予想を上回っています。
※6月度米雇用統計は7/8発表!「アメリカ労働者の賃金は下がるかどうか」に注目(7月7日のブログより)
雇用統計の結果を受け、市場では企業の雇用は旺盛、なおかつ平均賃金も上昇傾向にあると市場は判断したようです…!
FRBのインフレは十分ではなく、さらなる金融引き締めがあるという観測が広まり、再度円安に向かう展開となりました。
ドル円の急激な円安!要因は日銀黒田総裁の発言か
さらに7月11日午前に開催された日銀の支店長会議の場で、黒田総裁は現在の物価高はプラス幅を縮小するため「物価目標を安定的に持続するべく緩和を持続する」と発表。
この発表を受け米ドル円の為替レートは円安へ急上昇。ついに137円台を突破し、138円台にせまる勢いです! おそらく7月11日以降の急激な円安は、黒田総裁の発言の影響が大きかったと考えます・・(`・ω・´)
今週の注目指標は米CPI!結果次第では今後の利上げにも影響
今後注目されるのは、7月27日に行われるFOMCでアメリカの政策金利がどれだけ引き上げになるかという点。
6月に続き7月も0.75ポイントの利上げという意見が大半ですが、今回の雇用統計の結果を受け「1.0%の利上げという予想」も出始めています…!
今後の政策金利を考える上で、大変注目されている指標が7月13日21:30に発表される6月度消費者物価指数(CPI)。
事前の予想は前月比1.1%、前年比で8.8%。予想の時点でもかなりの高水準となっていますが、 予想数値を上回るような結果がでれば、1.0%の利上げの可能性はさらに高くなるでしょう…!
ただ仮に1.0%の利上げになっても、急激な円安に向かうかどうかは疑問です。
FRBパウエル議長が「景気を多少犠牲にしてでもインフレを抑える」という姿勢が鮮明にしたことから、 投資家がFRBに対しての信頼感を高めており、アメリカの長期金利が上昇しにくくなっています。
長期金利が上昇しなければ、円安に向かう動きは限定的になるでしょう(;´`)
本日はここまで!
テレビを付けると悲しいニュースばかりですね。。 あまり見過ぎも良くないし、引きづられがちな私はなるべくそういった情報はシャットアウトして、静かに過ごしたいと思います( ˘ω˘)スヤァ
それではまた明日ブログ更新します!