待望の9月IPOの新規承認が出たと言っていいでしょうか？8月5日が最終上場ですので、約1ヶ月半期間が空いての上場となります。結局7月末から8月頭にかけてIPOはやや回復基調を感じ取られる状態で進みましたので、次のIPOは盛り上がりそうです。
事業内容は「先端エンジニアリング事業」。とまた抽象的な言葉ですね。沿革と見るといわゆるエンジニア派遣で、昔から結構ある企業体系です。最近はクラウド支援・AI支援が増えている模様です。
想定価格は960円。主幹事はＳＭＢＣ日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで12.6億円で、東証グロース上場の小型～中型IPOです。
事業領域は「ソフトウェア」「インフラ」「機械・電気」「AI」と多岐にわたっています。
ただ事業領域では分かりにくいので主要取引先一覧の方が分かりやすいですね。車会社・電気会社の開発などに外部から入ってきて従事している、いわゆる派遣さんでしょう。私はこの分野がある仕事先に勤めていました（半導体関連）が、プロパーよりもこういった派遣の人の方が実務的な能力を持っている人も多かったので、需要が高いのはよくわかります。
業績に目を向けると売上は継続して緩やかに成長していますが、利益が減益があったりとグロースらしくはないですね。一昔前ならジャスダックスタンダード銘柄的な雰囲気です。今後の成長に関してはAI業務やクラウド業務への支援も本領発揮できるかでしょう。
AIもクラウドもそれぞれ専門で、一気通貫の支援業をしている会社がここ最近は上場していますので、オンサイトで入っていく派遣スタイルの需要があるかは疑問です。
今回はIPOの事業の中身よりも、スケジュール的に時期が空いた一番手になることが大きく意識されそうです。初値はややオーバーシュート気味になりやすい一方、IPO空白期間で注目度がやや下がってくれているかもしれませんので、しっかり準備して公募株ゲットしたいですね。
ＳＭＢＣ日興証券主幹事ですので、それなりにチャンスはあります。新規口座開設で当選確率アップですし、夏休みシーズンで皆さんがゆっくりしている時にしっかりと計画立てて準備しておきたいところです。
初値予想もお願い致します。