おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。インフレとFRBのタカ派方針の継続を警戒した「債券売り(金利は上昇)株式売り」トレードの継続、物流大手フェデックスの決算悪を受けた景気停滞懸念などを重石に軟調に寄り付くと、一時30,550ドル(−411)ドルまで下落した後、引けにかけては買い戻し主導で下げ幅を縮小。朝方発表された9月ミシガン大学消費者信頼感指数(前月58.2 → 59.5)はインフレ期待の低下(4.8%→4.6%)も含めて株価の下支えに。

ナスダックも続落。エヌビディア、TI、インテルなど半導体の一角が買われた一方、アマゾン、メタ、アップルの下落が指数の足を引っ張る構図。

NYダウ 30,822ドル −139、ナスダック 11,448 −103
米10年債利回り 3.451% −0.003、為替 142.95円/ドル
NY原油 85.30 +0.20、日経先物 27,340円 −10 

米10年債利回りの転機に対してNY株はワンクッション置いて反応中。※ 米10年債利回りの8月上旬の底打ち → NYダウの8月半ばの天井形成、9月序盤の3.25%超え → 9月前半の短期リバウンド局面の終了)中。

現在の米10年債利回り動向に頭打ち感は乏しく、節目の3.25%超えからの上方オーバーシュートリスクを踏まえれば、目先のNYダウは節目の30,000ドル割れも視野に入れた弱トレンド継続が本線。

big (10)

【主な政治経済イベント】
9/20(火)FOMC(〜21)、米8月住宅着工件数
9/21(水)パウエルFRB議長の会見
9/22(木)英国金融政策発表

■ NY株展望 : 弱トレンド継続 ± FOMC

インフレによる景気圧迫やFRBの金融引き締めへの警戒感、テクニカル悪化などを背景とする軟調地合いをベースに、FOMC後の先物需給の変化を加減した推移へ。想定レンジは前週末終値30,822ドルに対して弱気な30,100〜31,300ドル。

8月半ばからの1カ月で3000ドル超もの下落により売り方の買い戻しバイアスは高まっているため、FOMCでの利上げ幅が0.75%にとどまり、パウエルFRB議長の会見内容がタカ派色を薄める場合には31,500ドル超え → トレンド陽転に期待。反面、利上げ幅が1.0%だった場合の他、ハイペース利上げの継続が示唆される場合にはダメ押しによる30,000ドル割れをリスクシナリオとして念頭に。

  (会員サークルより
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