難しい、循環株かつ割安成長株 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

銘柄の入れ替え(売却)について質問がありました。


まず、基本は、


1.高くなりすぎる
2.成長が期待できなくなる
3.他にもっと良いのが見つかる

です。

ただ、これは、見事に長期成長が期待でき、かつ割安な銘柄をうまく見つけられたときの話です。


そういうのが見つからない時は、あえて株をやらないのも一つの手ですが、ちょっと、基準を緩めて、


①単に割安な株を買う(バリュー投資)

②循環株をかう(シクリカル投資)


ということを私はやります。市場から完全に離れて勘が鈍るのが嫌なのです。ただ、そういう時は現金比率を高めて、全体としては様子見姿勢となっているのですが。


そういう意味では、私にとってはこの2つはB級投資です。

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雑誌の取材で困るのは、自分は様子見体制なのに、「何か有望株を教えてください」ってなったときですね。

適当に答えるわけにも行かず、B級投資の中から、ストーリーが面白いものを紹介することになるのですが、売りのタイミングは、先程の1〜3というわけでもありません。


①バリュー株なら、ぎりぎりまで粘らず、割とさっさと売りますし、②循環株なら風向きが変わればさっさと売ります。


で、本題に戻るのですが、


じゃあ、循環株かつ成長株かつ割安株はどうしたら良いの?

(実はこの3つは同時に成立しうる、それぞれ別の概念だ)


おそらくそういう意味のご質問だと思うのですが、


長い目で見ると、それでも1〜3を守った方がいいでしょう。ただし、循環株は、たとえ成長株であっても、一度下げだすとかなりきついので、この場合は、私は、早めに、3.もっと良いのに乗り換える、ケースが増えました。


http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-664.html 


当時は、それでも持ち続けろ、って言いたかったようですが、家電とか不動産とか、大暴れがわかっているやつは、評価を少し下げて、もっと良いのに乗り換える判断もありだと思います。


うーん。ただ、5年以上の単位で振り返ってみると、それでも成長している限り持ち続けたほうが、あれやこれやと下手に動くよりも、結果的には上手くいくんですけどね。