おはようございます。

週末のNY株式市場は大幅に6日続伸。波乱材料として警戒された9月の米個人消費支出(PCE)物価コア指数がコンセンサスなりの前月比0.5%上昇で着地したものの、前日の7−9月期GDP後の「インフレ抑制期待」を継続させて買いが先行。アップル、インテルなどハイテク企業の好決算も追い風に10時台に節目の32,500ドルを突破すると、15時ごろには32,883ドル(+850)まで上昇。

ナスダックは急反発。決算を嫌気されたアマゾンが前日比7%強の急落となった他は個別全般に買いが浸透。

NYダウ 32,861ドル +828、ナスダック 11,102 +309
米10年債利回り 4.008% +0.084、為替 147.43円/ドル
NY原油 88.18 −0.90、日経先物 27,530円 +520

big (11)

【主な政治経済イベント】
11/1(火)米10月ISM製造業景気指数、FOMC(〜11/2)、決算 ファイザー、AMD
11/2(水)米10月ADP雇用報告、パウエルFRB議長の会見
11/3(木)英金融政策発表、米10月ISM非製造業景気指数
11/4(金)米10月雇用統計

■ NY株展望 : FOMC次第の波乱含み!

先週のNY株はハイテク企業に弱決算が目立ちながらも、インフレとFRBの金融引き締めペースの鈍化ムードを背景に上昇トレンドを継続。6日続伸による約2,500ドルの上昇により利確バイアスが高まっているため、週前半 ≒ 水曜のFOMC後のパウエルFRB議長の会見前は利確売りを重石としながらも上昇トレンド範疇での推移が本線。

一方、週後半はFOMCや10月雇用統計を受けた波乱含みの展開へ。4.0%水準で高止まりの様相を呈している米10年債利回り、翌週の米中間選挙における民主党大敗・政治混乱リスクなどを踏まえれば、売買戦略上は「FOMC後の一段高は10/1からの上昇トレンドの最終局面、FOMC後の下振れは下落トレンド入り」を念頭に対処するのが正攻法となりそうです。

よって、想定レンジは下振れに含みを残す31,800 〜 33,300ドルに設定。

その他のリスクイベントとしては、マーケットが投機筋に荒らされている英国の金融政策(11/3)、米10月雇用統計(11/4)をケア。

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