節税対策を兼ねたナンピン | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

一ヶ月前にこんな記事を書きました。

https://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-12769301047.html 


まぁ、たまたまではありますが、この記事を書いたときの日産の終値は440.1円で、今振り返れば、それが大底(NYダウもこの前日安値28660.94ドルが大底)でした。

一番暗いという感覚は大当たりでした。


さて、平均買値が550円前後だった日産株がやや相場操縦的に440円まで下がるのは、流石に胸糞でしたので、当時、信用取引を使ってナンピンを実行していました。


ちょっと買い始めが早すぎたので、平均買値は470円前後。500円を回復すれば反対売買の予定でしたが、決算を跨ぐリスクを嫌って、今週490円前後で売って200万円ほど稼ぎました。


この時、節税対策も兼ねてちょっとしたテクニックを使いました。


信用取引で買い建てた470円の玉を売って反対売買するのではなく、550円で買った現物の一部を売って損出しし、翌日、その売ったお金で信用分を現引きしました。


信用の方を売ると200万円の儲けに対して40万円の税金がかかるため、160万円しか手元に残らないのに対し、550円の現物を売って600万円の損を出すことで、逆に損の20%に当たる120万円税金が戻ってくるのです。結果、手元に残るのは320万円となり、ちょっとした投資資金が確保されました。


これがうまくいくためには2つ注意点があります。そもそも今年既に儲かっていること。損してたら、税金は戻りません。

もう一つは、その日のうちに信用分を現引きしない事。一日のうちに売買を完了させてしまうと、売って買った計算ではなく、買って売った計算となり、節税効果が小さくなります。


まぁ、長期投資と信用取引の相性は悪いのでそんな事、普通はしない方が良いのかもしれませんが…。

(今振り返ると、胸糞もあって、勝負モード(ゾーン)に入っていたのかもしれない。)