IPO愛好家の方であればご存じの方も多いと思いますが、基本的にIPO新規公開株)を申し込む際には申し込むIPO銘柄の募集価格相当分の前受け金を証券会社に預けておかないといけない、いわゆる見せ金が必要というのが一般的なルールとなっていますが、中にはIPO申し込み時の見せ金(前受け金)が不要の証券会社もあります。

今回はそんなIPO愛好家にとってありがたいIPO申し込み時に見せ金(前受け金)が不要の証券会社を8社、簡単な特徴などを含めてご紹介させて頂きたいと思います。個人的な印象もひと言だけ入れております。

IPO申し込み時に前受け金不要の証券会社

野村證券

・大手五大証券会社の1社ですが、おそらく証券業界ナンバー1の実力を有しています。
・引き受けIPO株数の10%以上を完全抽選。
・例年年間を通してIPO主幹事を務めることが多い。

管理人のちょこっとひと言

証券業界ではナンバー1と言われていることから口座数も圧倒的に多く、その分ライバルも多いためIPO愛好家の間ではIPO当選がそこそこ困難という印象が根強くあるものの、個人的には年に1回程度はIPOに当選するイメージがあります。

みずほ証券

・大手五大証券会社の1社で、2022年7月から前受け金が不要になりました。
・引き受けIPO株数の10%以上を完全抽選。
・例年年間を通してIPO主幹事を務めることが多い。

管理人のちょこっとひと言

大手五大証券の1社である上に、IPO申し込み時の前受け金が不要になったことからライバルが増えることが予想されIPO当選は今後困難になるとの見方がありますが、個人的にはそれほど変化は無いと考えています。

SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)

・引き受けIPO株数の100%を平等抽選(ステージ抽選制度あり)
・2017年からIPO界に参入、同時にIPO申し込み時の前受け金不要を発表。
・IPO裏幹事(委託幹事)のため引き受け株数が少ない。
・IPO申し込み時は専用申し込み画面があるため、他証券のようにログイン後の管理画面からのIPO申し込みができない点は要注意。

管理人のちょこっとひと言

社名にSBIと入っていることから、ご承知の通りSBIグループ傘下の証券会社です。そのため、SBI証券が主幹事を務めた際は高い確率で委託幹事(裏幹事)になります。IPO幹事引き受け件数の拡大も明言されていますが、あくまでも委託幹事(裏幹事)となるため、IPO当選は容易ではないと考えられます。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ SBIネオトレード証券公式サイト
SBIネオトレード証券

松井証券

・引き受けIPO株数の70%以上を完全平等抽選。
・2018年9月からIPO申し込み時の前受け金不要制度スタート。

管理人のちょこっとひと言

ルール上は70%抽選となっていますが、日本証券業協会が発表している「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」を見るとほとんどのIPO銘柄が100%抽選となっています。前受け金不要になったと同時期ぐらいからIPOの取扱い件数が増えていますが、2022年2月以降はIPO当選及び補欠当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため注意が必要です。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 松井証券公式サイト
松井証券

岡三オンライン

・引き受けIPO株数の100%を平等抽選(ステージ抽選制度あり)
・2015年9月からIPO申し込み時の前受け金不要制度スタート。
・IPO裏幹事(委託幹事)のため引き受け株数が少ない。

管理人のちょこっとひと言

宣伝はよく見掛けますが、お世辞にもIPOに当選しやすいとは言えませんし、当選報告もゼロでは無いものの、あまり見掛けることは無いと思います。日本証券業協会の資料「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」を見てもほぼ毎回5単元配分なので仕方ないかもしれませんね。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン公式サイト
岡三オンライン証券

DMM株

・引き受けIPO株数の100%を完全平等抽選。
・2019年1月からIPOの取り扱いスタート。
・IPO裏幹事(委託幹事)のため引き受け株数が少ない。
・フル板と呼ばれる「東証FLEX Full 板情報」が条件付きで使える。
・月額4,400円(税込)の株式新聞Web無料で読むことができる。

管理人のちょこっとひと言

個人的にこれまでIPO当選を見掛けたことがありませんので、IPO当選はかなり至難の業だと考えられます。しかしながらやはり無料でIPO申し込みができるため、数%(限りなくセロに近い)でもIPO当選の可能性がある限り、手間を惜しまなければ申し込む価値はあるかもしれません。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ DMM.com証券のDMM株公式サイト

むさし証券

・引き受けIPO株数の10%以上を完全平等抽選。
・2017年6月からIPO申し込み時の前受け金不要制度スタート。

管理人のちょこっとひと言

個人的に15年ほど前に一度だけ当選したことがありますが、それ以降当選したことがありません。でも実際に当選経験があると気持ちが強くなれます。そもそも平幹事でも比較的下位となるため、引き受け株数が少ないので仕方がないところでしょうか。

Jトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)

・引き受けIPO株数の10%以上を完全抽選。
・2017年7月からIPO申し込み時の前受け金不要制度スタート。
・IPOポイント制度もあり。

管理人のちょこっとひと言

過去に二度IPO当選したことがありますがどちらも公募割れ。IPOブロガーの間では広告関連で色々な黒歴史を持つ証券会社としても有名で、個人的にはあまり好きではありません。ただもちろんIPOは別腹で前受け金も不要なので、IPO主幹事の際は申し込むようにしています。

今回も箸休め記事ということで「IPO申し込み時の前受け金が不要の証券会社」をご紹介させて頂きました。資金力の少ない方でIPO投資を行っている方やこれからIPO投資を始めようとお考えの方でまだ上記証券会社の口座をお持ちでない方は是非この機会に口座開設をご検討されてみてはいかがでしょうか。

もちろん上記証券会社はすべてIPO当選したあとの購入申し込み時はIPO公開価格相当分の資金が必要ですのでお忘れなく。すべて口座開設費や口座管理料などの維持費などの経費は一切不要ですのでご安心下さい。

中にはIPO当選確率が限りなくゼロに近い証券会社もありますが、完全無料で参加できる宝くじと割り切れば作業も楽になると思います。参加しないと当たることもないというのがIPOですので。

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