当方は2015年のIPOからSBI証券のIPOチャレンジポイントボーダーラインからくるポイント換算価値のデータを取り続けています。その結果から昨今どんどんとIPOチャレンジポイントの価値低下が目の当たりになっていますので紹介いたします。

SBI証券のIPOチャレンジポイントを大分析!過去の当選ボーダーラインを調査、ポイント戦略は?

詳しい解析記事は生データを含めて上記ページに随時更新していますので参考にしてください。

sbi2022pointtanka

ポイント単価をプロットしてグラフにするとその価値低下が一目瞭然です。数年前は1P2000円ぐらいの価値が出せるIPOがいくつもあったのに対して、最近ではほぼ0円近くまで下がっています。

各年ごとのポイント単価の平均を出したデータでは

  • 2015年→2,732円
  • 2016年→1,203円
  • 2017年→2,289円
  • 2018年→2,325円
  • 2019年→875円
  • 2020年→1,099円
  • 2021年→418円
  • 2022年→215円

となりました。数年前は2,000円以上だったのに2019年・2020年では1,000円程度、更に下がって500円あればというところから、昨年では215円まで平均で下がってしまいました

特に昨年はIPOチャレンジポイントを利用した当選でのセット配分がなくなったことで複数配分が期待できなくなり、ポイント単価の低下に拍車をかけた格好になります。

一方で現在もキャンペーンが続いていますが、PO申込みで落選したらIPOチャレンジポイントが貰えるなどさらなるポイントを餌にしたキャンペーンが続いている状態です。

今後、貯めているポイントが再び価値が復活する保証はありませんので現状では2015年~2018年までにしっかり使ってポイント消化した人がお得になっていて、今の時期ではポイントを使いたいけど、うまく価値を出せそうにもないので温存したいというどっち付かずな状態です。

2023年以降は、まずはポイントセット配分が復活するか?(抽選方式に変化が見られるか?)が1つ目の焦点になりそうです。インフレ化が進んでいて、IPOの地合い復活以外にポイント価値が向上することがなさそうな気がしますが、かといってうまく使える場面も少ない厳しい冬の時代を感じさせますね。

今ならポイント価値が出せるけど、そのまま貯めているうちにどんどん改悪していく可能性はあります。ポイント価値低下しても現金化(利益化)させる方が得策な可能性も高いです。

SBI証券のIPOチャレンジポイントを大分析!過去の当選ボーダーラインを調査、ポイント戦略は?

まとめページもデータが更に揃いましたら、分析結果が参考になるように随時更新していきます。2023年にポイント消化したくなるようなSBI証券主幹事案件の登場に期待したいですね。後は牽制しあってもう少しポイント当選ボーダーが下がることにも期待です。