水曜日は2銘柄のIPO新規承認がありました。3月IPOの顔ぶれが出揃うのも後少しでしょうか?とりあえず昨日時点で10銘柄が6営業日に連続して上場するという状況になっています。

ビズメイツ(9345)のIPO新規上場情報

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オンライン英会話のビズメイツです。高度なビジネス英語(役立つ英語)を教えることを目指してこの社名になっています。実はこの会社立ち上げ時に、私はお世話(経営側として)になってますのでよく知っています。すごく成長したなぁと感慨深いです。

想定価格は3,100円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで14.9億円で、東証グロース上場の中型IPOです。

なぜ、私がビスメイツに詳しいかというと実は私はオンライン英会話に関しては新聞に記事紹介したり、実はちょっとTVに出たりもしたぐらい詳しい時期がありました。特にフィリピン人を活用したオンライン英会話創成期には日本で指折りの詳しい人だったと思います。

レアジョブが上場して、事業の一つとして持っていたライトアップも上場、そしてビズメイツの上場とこの分野で頑張ってきた人たちが、どんどん上場レベルまで行くのは本当に感慨深いものがあります。

私はどちらかというとオンライン英会話の活用の可能性と乱立していた時代のスクールの評価を行っていたので、実は英語能力は高校時に赤点取っていたレベルから、今は「通訳案内士」「TOEIC900点以上」「英検準1級(1級はアカデミック過ぎて嫌になった)」まで成長しています。

という前振りは置いておいてビズメイツを見ていきましょう。

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ビズメイツの特徴は「ビジネスで使える英語」に特化していることです。多くのフィリピン系オンライン英会話は、低価格で毎日細かく話すことでフランクに英語を使えることになるのが重視されていますが、こちらは結構気合の入り方が違います。国際コミュニケーションスキルまで学べます。

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取締役に伊藤日加さんという人がいますが、元ベルリッツでバリバリのやり手という人で、当時、私はこの伊藤さんに高品質のレッスンはどういうものか指導を受けたことがありました。本気で凄いレッスンを行うので、高品質の講師というのはこういうものなのか?といのを理解した記憶があります。

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オンライン英会話スクールだけに限りませんが、スクールというのは講師の質というのが生徒の能力アップには鍵になります。ビズメイツは本当に「採用率1.0%以下」です。経営陣の熱量が凄いのでこだわりがめちゃくちゃありますので、こうやって伸びてきたんだなぁと感じます。

一方で、私は外部の目線からたくさんのオンライン英会話スクールを見てきているので、私のように上級なビジネス英語までは求めてない、英検1級レベルとかもう単語難解すぎて英語嫌いになりそうという方にはどこかで疲れてくる部分があるのも確か、それでも、私がやっていた時期で感じたことは「良い先生に厳しく教えてもらった方が伸びも速い」とういうことでしょうか?ビズメイツが伸びているのもやはり圧倒的な熱意で質の高さを保っているからでしょう。

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業績です。増収増益でグロース市場上場らしい伸びですね。

想定価格で3,000円超えとやや値ガサ案件。成長率は鈍化予想なものの似たような業種比較ではやや割安感を持っての登場です。初値でもしっかりとした結果を残しそうですね。

それにしても自分が関わった企業が成長しているのを見ると、「今の自分はなんなんだ?」と新規承認の情報を見た時は自暴自棄になりかけました。マラソンで言うとゴールした人がたくさん出ている中、15km地点あたりで歩きそうになっているのが今の自分です。

「人生いろいろ」「塞翁が馬」。どんな位置にいようと、どんな状態であろうと、前向きに楽しく人生を全うしないといけませんね。

ビズメイツ(9345)のIPO新規上場情報

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