依然続く金融不安…相場は少し様子見が必要なの?【3/13~3/19週報】
最終更新日: 2023-3-20
こんにちは!
もう来週で3月が終わることを知って衝撃を隠せないのですが、本当に毎年1月~3月はあっという間に過ぎ去りますね(´・ω・`)
春物の服をたくさん買ったのですが、とくに着るひまもなく夏が来てしまいそうな勢いです…(早く着ないと)
さて!今回のブログでは、米国の経営破綻による相場変動、そして今週の大注目イベントであるFOMCについてを解説します。ポジションを持っている方は事前準備をしっかりしておきましょう…!
相次ぐ米銀行の破綻、ドル円への影響とは?
アメリカの金融引き締めの影響により、3月10日にsvb(シリコンバレー銀行)が経営破綻。3月12日にはニューヨーク州を地盤とするシグネチャーバンクも破綻し、連鎖破綻がおこるリスクが高まったことでリスクオフの円買いが進行しました・・
FRBは預金を全額保護するとの声明を発表し、一旦安心感が広がりましたが、3月16日には2022年12期まで2期連続の最終赤字を続けていたことを嫌気されたスイスの金融大手、クレディスイスの株価が暴落(・・;)
さらに米大手銀行11社の資金繰りが悪化したとの報道があり、久しぶりにリスクオフの円買いが広がりました。
今週はFOMCですね!日本時間23日深夜の発表予定。それにしてもドル円が弱い…危うくサポートを割れるところでした…?ちなみに今アメリカで何が起こっているのかというと、金利を引き上げ供給を減らしているので、急激に金融機関が資金不足になっています。大ごとになるかもしれません?
— FX投資家メイ@FXトレーダーブロガー (@fxsasakimei) March 20, 2023
円は少しずつ変われ、現在132円台割れのところまで円高が進んでいます…!
ドル円の動き(15分足チャート)
リーマンショック後最大?楽観ムードには要注意
今回の金融不安は、リーマンショック再来と考えている投資家もいる一方で、「リーマンショック再来は大げさすぎる」と楽観視する声もあります。
しかし徐々に金融機関に波及している様子は、ややリーマンショックを思い出させる兆候が確かに見え始めています。
資金に余力がない方は、楽観ムードに流されず少しトレードを控えるか、金額を下げたトレードをした方が良いかもしれません。
今週のFOMCパウエル議長の発言で注目されていること
こうした中、3月22日の深夜(23日の朝3:00)のFOMC終了後、政策金利が発表されます。今回の金融不安を受け0.25%か、政策金利引き上げの見送りをするのではないか、という意見も出始めています。
今回のFOMCでは、パウエル議長が現状の経済情勢をどのようにとらえているのか?破綻する金融機関が現れているにもかかわらず金融引き締めを継続するのか?に注目が集まっています。
仮に政策金利引き上げを見送ったとしても、楽観視は禁物でしょう。
なぜなら、これまで強い気持ちでインフレ対策に取り組んできたFRBが利上げを見送るということは、FRBがかなり事態を深刻に受け止めている証拠と考えられるからです…!
新たな情報次第ではドル円に大きく影響する場合も
今週は、FOMCの政策金利発表を注目するとともに、新たに破綻する金融機関が現れないことが出ないことを願うばかりです。
大きな安心感を与える情報があれば円安トレンドに回復する可能性がありますが、とくに材料がなければ今週はリスクオフの円買いがさらに進み、円高基調となりそうです。今週の予想レンジは128円から133円と予想します。
前回ブログ:今週は波乱の幕開け!ドル円相場は一転ドル安基調へ【3/6~3/12週報】
Twitterでも書きましたが、アメリカで新たに破綻する金融機関が出れば、大ごとになるかもしれません。そうならないことを願うばかりです…!
今週は大きなイベント「FOMC」がありますが、がんばって乗り越えましょう!今週もよろしくお願いします٩(๑´0`๑)۶