ABEJA(5574)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月9日)はおよそ1カ月半ぶりに6月分のIPO新規上場承認発表が1社ありました。「ABEJA」と書いて、そのまま「アベジャ」と読み、スペイン語で「ミツバチ」という意味のようです。

IPO新規上場承認発表1社2023.5.9

ABEJA(5574)の上場日は2023年6月13日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要野村證券となっております。

ABEJA(5574)のIPO(新規上場)情報

設立:2012年9月10日
業種:情報・通信業
事業の内容:DXプラットフォーム「ABEJA Platform」を基盤として顧客企業のDXを総合的に支援する「デジタルプラットフォーム事業」の運営

ABEJA(5574)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5574
名称ABEJA
公募株数700,000株
売出し株数550,000株
オーバーアロットメント187,500株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
みずほ証券(前受け金不要
楽天証券100%完全抽選
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
auカブコム証券委託幹事決定
IPO発表日5月9日(火)
上場日6月13日(火)
仮条件決定日5月25日(木)
ブック・ビルディング期間5月29日(月)~6月1日(木)
公開価格決定日6月2日(金)
IPO申し込み期間6月5日(月)~6月8日(木)
上場時発行済株式総数8,411,400株
時価総額116.9億円
吸収金額19.9億円
想定価格1,390円(139,000円必要)

そしてこのABEJA(5574)のIPO主幹事は野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券、平幹事の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、グループ会社となるauカブコム証券がそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。

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ABEJA(5574)のIPO(新規上場)事業内容等

ABEJA(5574)はABEJA Platform上で、顧客企業の競争優位の源泉となるビジネスプロセスを変革し、継続的な収益成長の実現に伴走する「デジタルプラットフォーム事業」を営んでいます。事業はABEJA Platformを基盤としており、主たる領域として「トランスフォーメーション領域」と「オペレーション領域」に分類されています。

ABEJA(5574)IPO事業概要

トランスフォーメーション領域

トランスフォーメーション領域は、フロー型(都度契約)の契約形態となり、企業のデジタルトランスフォーメーションニーズに対応したプロフェッショナルサービスを、ABEJAPlatformを導入し、提供しています。

オペレーション領域

オペレーション領域は、ストック型(継続収入)の契約形態となり、ABEJA Platform上に構築した様々なシステムを汎用的な仕組み・サービスとして提供しています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額882百万円については第三者割当増資の手取概算額上限239百万円と合わせて、運転資金として①顧客基盤の拡大、深耕のための人件費として850百万円(2024年8月期に400百万円、2025年8月期に450百万円)、②ABEJAPlatformの拡充のための開発費・運用費及び研究開発費として160百万円(2024年8月期に80百万円、2025年8月期に80百万円)、③人材の採用費として111百万円(2024年8月期に50百万円、2025年8月期に61百万円)に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(ABEJAのIPO目論見書より一部抜粋)

ABEJA(5574)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ABEJA(5574)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,390円としてオーバーアロットメント含め19.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて12,500枚と万枚超えではありますが、IPO主幹事はマンモス野村となるため、IPO当選は簡単ではないと思われます。

上述の通りABEJA(5574)の事業内容はDXプラットフォーム「ABEJA Platform」を基盤として顧客企業のDXを総合的に支援する「デジタルプラットフォーム事業」の運営ということで、トランスフォーメーション領域で設計し、ABEJA Platform上に構築したビジネスプロセスをオペレーション領域で運用する事業モデルで、安定した高い品質で300社を超えるサービスの提供実績があります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の実行に必要な、データの生成・収集・加工・分析、AIモデリングまでのプロセスを提供し、継続的、安定的な運用をSaaSなどのクラウドサービスではなく、デジタル版のEMS(Electronics Manufacturing Service)に近い形態(下図参照)で提供しています。

ABEJA(5574)IPOEMS

ABEJA(5574)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が7社1,769,800株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで117,100株放出されるものの1,652,700株残ります。90日間のロックアップが掛かっていますが、1,382,800株は公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

IPO市場では人気化しやすい東証グロース市場上場の情報・通信業セクター、事業内容はDX(デジタルトランスフォーメーション)支援のデジタルプラットフォーム事業ですが、株主の中にはGoogleの名前もあり、IT業界において絶対王者のGoogleが出資しているということはそれだけ将来性のある事業内容なのかGoogleよりも勝っている事業領域なのでしょうか。自然と期待値は上がってしまいますね。

ABEJA(5574)の業績は売上は右肩上がりで収益も今期で黒字化予想となっています。公開規模はIPO想定価格(1,390円)ベースで19.9億円と軽量では無いものの、野村證券主幹事案件でおよそ1カ月半のIPO空白期間明けの上場スケジュールとなることから売り渋りに加え待ちわびた投資家の買いも呼び込みそうです。初値評価はA級評価でも良さそうですが、IPO空白期間明けのIPO地合いがまだ不明であることや、公開規模にVC爆弾や時価総額などを加味するとひとまずB級評価が無難なところでしょうか。

いずれにしてもこの内容であればさすがに公募割れは無いと考えていますので、現時点での管理人の個人的なこのABEJA(5574)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。とは言うものの、上述の通りIPO主幹事は野村證券です。IPO後半戦も幸先の良いスタートと行きたいところですが、そう簡単に当選の二文字は拝めなさそうですね。

ABEJA(5574)のIPO(新規上場)業績等

ABEJA(5574)のIPO経営指標
ABEJA(5574)IPO経営指標

ABEJA(5574)のIPO売上高及び経常損益
ABEJA(5574)IPO売上高及び経常損益

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