おはようございます。

昨日のNY株式市場は乱高下の末に小幅に続落。朝方発表された4月消費者物価(CPI、前年同月比+4.9%)はコンセンサスの+5.0%を下回り、21年4月以来2年ぶりの低水準だった事を好感し、寄り付き早々に33,772ドル(+210)まで上昇。しかし、エネルギーと食品を除くコア指数(前年同月比+5.5%、市場予想と一致)がインフレ率の高止まり懸念を高め、消費関連や金融セクター主導で13時台に33,239ドル(−322)まで下落。

ナスダックは反発。インフレ率の高止まりによる景気の先行き不安を背景とする長期金利の低下が追い風に。

NYダウ 33,531ドル −30
ナスダック 12,306 +126
米10年債利回り 3.444% −0.078
為替 134.36円/ドル
NY原油 72.56 −1.15
日経先物(6月限) 29,050円 −90

big (6)

□ 本日の展望 : 29,000円付近の持ち合い継続

米長期金利の低下に伴うドル円の下げがネックとなった日経先物なりに売り優勢で寄り付いた後、引けにかけては29,000円を挟んで売り買いが交錯する展開が本線。個別株は好決算銘柄への局所物色が中心に。

★ 本日の戦略 : リスク管理 → 逆襲への布石!

米CPI後の日経先物に異変がなかったため、本日も米イベント(週末のミシガン大学消費者信頼感指数)、5月のアノマリーなどに絡めた下押しリスク、決算シーズン明けの本格攻勢などへの備えを優先。3割程度の余力維持に加えて、ストレス玉や決算が近いものを含む売却予定銘柄のポジション縮小を丹念に。

※ 中小型株の「決算後の株価の反応」に関しては、地合い ≒ 東証グロース・マザーズ指数の動向の影響も大。その双方のテクニカルは「反騰トレンド入りへの正念場」を迎えているため、目先の決算は多少の好内容でも売り材料視される可能性があります。よって、下押しを買い増す余力と気力の乏しいまま、「決算は祈るだけ・・・」はハイリスク。不安が残る銘柄は、手持ちの1割で良いので現金化 → 決算後の選択肢を確保するイメージで臨んでください。

★☆Sラボ新規買い対象3銘柄、☆ T&S(4055)も昨夕の戦略を踏襲。

【ウォッチ銘柄】

△ 4979 OATアグリオ
23年12月期経常益予想を31.2億円から40.5億円に上方修正。策Jつ触れたスペース(9622)などの他、3679 じげん、7280 ミツバ、3744 サイオス、6882 三社電機、6358 酒井重工などとともに割り切り対象でケア。

△ 4667 アイサンテクノロジー
昨日引け後の決算は、24年3月期経常益予想を前年比48%増とする好内容。中期計画との比較で物足りなさが残たためにPTSでは売られているようですが、2,100円台までの下げはPTS特有の過剰反応に映ります。昨日中に売却していただいた経緯も踏まえれば、目先の突っ込みを買い直し → テクニカルを確認しながら中長期視野で育成...も妙手と判断。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内

『 完成図をイメージしながら一つずつ! 』


では 本日もよろしくお願いします!☆
       
 

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