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個別株の株価分析

ブリヂストンの株価は買い時?好業績・好財務の、優良・大型株

この記事ではこのような疑問にお答えします。

  • 「ブリヂストンに興味があるけど、業績や財務はどうなのだろうか?」
  • 「ブリヂストンの株価は割安?割高?」
ブリヂストンは世界No.1のタイヤメーカーです。新車用のタイヤだけでなく、利益率の高い補修用タイヤを世界中で販売しています。

最近は世界的にEV(電動自動車)化の流れが急速に進んでいますが、もしEVの時代になったとしてもタイヤの需要は減らないであろうことから、ブリヂストンは将来的にも有望な投資先とみられています。

一方、米中貿易摩擦と新型コロナ問題による世界的な景気後退のため、ブリヂストンの株価は2018年初から下落傾向となっています。今後の株価はどうなるでしょうか?

本記事ではブリヂストンの業績や財務内容、株価の割安さなどから、同社の株価は買い時なのか?について私の考えを紹介します。

本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。

投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。

info飛ばし読みするにはこちら(下に目次もあります)

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路井 なびお
路井 なびお
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私の代表的な6つの投資判断基準

投資判断基準は投資スタイルによって異なります。私の場合、業績好調な割安株(バリュー株)への投資が好きなので、以下の6つの観点を重視しています。

上記6つの観点でブリヂストンの株価は買い時なのか、私なりに検討してみました。

ブリヂストンの売上高・営業利益はやや低下傾向

1つ目の判断基準は「業績は成長しているか?」です。

2007年以降のブリヂストンの長期業績(売上高・営業利益)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストンの売上高・営業利益

ブリヂストンの売上高・営業利益

  • 売上高:右軸
  • 営業利益:左軸(0からのスタートではないことに注意してください)

売上高・営業利益はリーマンショック以後に低迷していました。しかし、その後、市場が落ち着いて、アベノミクスが始まるとともにブリヂストンの業績は回復し、2015年には最高益を記録しています。

リーマンショック前後の業績からわかるように、ブリヂストンは景気に敏感な銘柄です。しかし、大手企業でも巨額の赤字が続出していた2009年でもブリヂストンは営業黒字であった点は心強いですね。

今後の懸念材料は、新型コロナ問題による景気悪化

一方、今後の業績悪化懸念としては、新型コロナ問題による景気悪化があります。

ブリヂストンの収益源である新車用・交換用タイヤの需要は、景気悪化と外出自粛で冷え込んでいます。

その結果、後で述べるように、ブリヂストンの2020年12月期1Qは大幅な減収減益となっており、今期の業績予想も未定となってしまいました。

今期のブリヂストンの業績はかなり悪化することが予想され、今後の業績動向には注意が必要です。

ブリヂストンの営業利益率は約9%でやや高いが、今期は大幅な悪化が見込まれる

2つ目の判断基準は、利益率の高さです。利益率は競争力の強さを表す目安であると考えており、利益率は高いほど良いです。

ブリヂストンの2007年以降の営業利益率は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストンの営業利益率

ブリヂストンの営業利益率

ブリヂストンの営業利益率はリーマンショック以降に回復し、2013年以降は10%超が続いていました。2019年12月期はやや下がりましたが、それでも約9%あります。

日本株の場合、営業利益率が10%以上あれば良好といわれており、同じ自動車業界で最大の企業、トヨタ自動車でも約8%です。

ブリヂストンの営業利益率は比較的高く、競争力の強さがうかがえます。

ブリヂストンのキャッシュフローは安定的で、成長している

3つ目の判断基準は、キャッシュフローの潤沢さです。キャッシュフローは現金の出入りを表す数値であり、事業の実態を反映する指標として重要です。

ブリヂストンのキャッシュフローの推移は、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストンのキャッシュフロー推移

ブリヂストンのキャッシュフロー推移

特に重要といわれる、営業キャッシュフローは長期的にみて増加していることがわかります。

製造業は設備投資が不可欠ですが、投資キャッシュフローを営業キャッシュフローでまかなえており(フリーキャッシュフローがプラス)、順調に成長していることがわかります。

特筆すべきは現金・現金等価物が年々増加していること

上図の中で目を引くのが、現金・現金等価物が年々増加していることです。

稼いだ資金を投資キャッシュフローにまわしてもお金が余るため、現金・現金等価物が増えているのです。この結果、ブリヂストンの財務はリーマンショック時より安定度が増しています。

長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選

銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。 これらを使えば、業績・財務を効率的に分析し、優良な割安株を探すことができます。
路井 なびお
路井 なびお
たとえば、マネックス証券 の銘柄スカウターを使えば2007年以降の長期業績を一度に見られます。10年以上の業績を閲覧できるツールは珍しいです。

3つの財務分析ツールの特徴と使い分け方とは?

ブリヂストンの財務は健全

4つ目の判断基準は財務の健全さです。

貸借対照表(BS、バランスシート)をみると、企業の保有資産や負債などの内訳がわかります。売上高や利益などのデータに表れない、企業の強みや危険な兆候が貸借対照表に表れます

売上高や利益も大事ですが、それ以上に貸借対照表のきれいさのほうが重要と私は考えています(同様に、キャッシュフローのきれいさも重要です)。

ブリヂストンの貸借対照表は以下のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。

ブリヂストンの貸借対照表

ブリヂストンの貸借対照表

ブリヂストンの自己資本比率は約58%もある

注目すべき点は、自己資本比率が高い(約58%)ことです。

自己資本比率の目安として、30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれます。自己資本比率が58%というブリヂストンの財務はかなりよいです。

資産の内訳をみると、メーカーなので固定資産が多めです。特に問題になりそうな点は見当たらず、財務は健全です。

ブリヂストンの株価はやや割安な水準

5つ目の判断基準は、株価の割安さです。

ブリヂストンの株価チャートは以下のようになっています(引用:SBI証券のホームページ)。

ブリヂストンの株価チャート

ブリヂストンの株価チャート

ブリヂストンの株価は長く4000円台が続いていましたが、2020年3月のコロナショックで、一時3000円を割ってしまいました。

現在の株価はやや戻っていますが、2017~2018年の高値と比べると40%近く下落しています。今のブリヂストンの株価は買い時でしょうか?

ここでは、株価の割安さの指標として、以下の3つを使って検討してみました。

  • PER(株価収益率)
  • PBR(株価純資産倍率)
  • 企業価値評価手法による理論株価

ブリヂストンの最新の株価はこちら

PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。

一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。

企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。

割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。

ブリヂストンはPERが約8.4倍で、割安な水準

最初に、ブリヂストンのPERの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)

ブリヂストンの予想PERの推移

ブリヂストンの予想PERの推移

新型コロナ問題により、業績の不確実性が高いため、ブリヂストンの今期の業績予想は未定となっています。予想PERは算出できませんが、2019年12月期の決算に基づく実績PERは約8.4倍です。

ブリヂストンのPERは2017年に一時15倍になりました。しかし、その後は低下し続けており、現在のPERは約8.4倍となっています。PERの平均値は15倍くらいが目安といわれますので、現在のブリヂストンの株価は割安な水準です。

ブリヂストンのPBRは約1.1倍で、割高ではない

次に、ブリヂストンのPBRの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)

ブリヂストンの実績PBRの推移

ブリヂストンの実績PBRの推移

ブリヂストンのPBRは2017年に1.9倍を超えていましたが、その後、少し低下して、現在のPBRは約1.1倍です。

PBRは1倍が解散価値(事業を清算したときに残る、帳簿上の価値)といわれ、下値の目安とされています。1倍以下なら株価は割安といわれますが、業績がよい企業であれば1倍以上になるのが普通です。

ブリヂストンはPBRが比較的低く、株価の割高感はありません

ブリヂストンの株価は理論株価(企業価値)に対してやや割安

割安度の指標として有名なPER、PBRは一面的な評価であり、企業の実態がわかりにくいという弱点があります。

そのため、私が株価の割安さを判断するときは、企業価値評価手法によって求めた理論株価を重視しています。

企業価値(理論株価)を計算する手法はいろいろありますので、自分の考え方に合った手法をとるとよいです。

私の場合は、GMOクリック証券 の財務分析ツールで使われている手法と基本的に同じ考え方であるため、前記ツールを参考値として使っています(GMOクリック証券の財務分析ツールの特徴と使い方についてはこちら)。

理論株価の計算方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
理論株価(適正株価)の計算式と使い方の注意点。おすすめは企業価値評価手法

GMOクリック証券の財務分析ツールによると、ブリヂストンの理論株価は以下のようになっています。

ブリヂストンの理論株価

ブリヂストンの理論株価

ブリヂストンは固定資産が多いため、財産価値(資産の種類で重みづけした場合の保有資産価値)は多くありません。一方、利益率が高く、業績は比較的良いため、事業価値が高くなっています。

その結果、ブリヂストンの理論株価は5273円となっていて、実際の株価3495円(2020/7/17終値)は理論株価よりも33%割安となっています。

理論株価は決算発表が出るごとに変わります。   
最新の理論株価を調べるには⇒ GMOクリック証券

株主価値と時価総額の推移

さらに、株主価値と時価総額の推移についても見てみましょう。

株主価値(企業価値)は前記の理論株価に発行済み株式数をかけたものです。また、時価総額は株価に発行済み株式数をかけたものを表します。

したがって、下図は株主価値⇒理論株価、時価総額⇒株価と置き換えて見てください。

ブリヂストンの株主価値と時価総額の推移は下図のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。

ブリヂストンの株主価値と市場価値の推移

ブリヂストンの株主価値と市場価値の推移

ブリヂストンの市場価値は一貫して割安になっています。

2018年初に一時フェアバリュー(適正価格)に近づきましたが、米中貿易摩擦や新型コロナ問題による業績悪化を受けて、再び割安になっています。

ブリヂストンは景気敏感銘柄であるため、景気悪化が続くうちは一時的に株価がさらに下落することもありそうです。しかし、ブリヂストンは世界首位のタイヤメーカーであり、競争力も強いため、景気の回復に伴って株価も回復すると考えられます。

数年スパンの長い目で見れば、今の割安な株価は投資妙味がありそうです。

割安株を探すのに便利なスクリーニングツール

企業価値評価手法による理論株価でスクリーニングできるツールは少ないです。その中で、私が主に使っているのは以下の2つです(財務分析ツールの特徴と使い分け方についてはこちら)。 スクリーニング条件を自由にカスタマイズできて高機能なのは会社四季報CD-ROMです。しかし、会社四季報CD-ROMは高価な点がデメリットです。 一方、GMOクリック証券の財務分析ツールはカスタマイズできませんが、無料で使える点が便利です。
路井 なびお
路井 なびお
まずはGMOクリック証券 の財務分析ツールを使ってみて、本格的にやりたくなったところで会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能を使うとよいです。

GMOクリック証券の財務分析ツールを使った、割安株の選び方とは?

ブリヂストンは配当利回りが高いが、株主優待はない

6つ目の判断基準は株主還元(配当・株主優待)をする姿勢があることです。

配当や株主優待には賛否両論あり、無いほうが良いという人もいます。しかし、配当や株主優待がある銘柄は、市場がショックに見舞われたときの株価下落率が比較的小さいという良さがあります。

そのため、私は業績などを最優先としたうえで、株主還元姿勢がある銘柄はなおよいと考えています。

ブリヂストンの配当・株主優待について、詳しく見ていきます。

ブリヂストンの配当利回りは高い

ブリヂストンの配当金利回りの推移は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストンの予想配当利回りの推移

ブリヂストンの予想配当利回りの推移

2018年以降に株価が徐々に下落している一方、配当金は増加しているため、配当利回りは約4.6%に達しています。

配当利回りは平均2%前後ですので、ブリヂストンは高配当です。

ブリヂストンの最新の配当金利回りはこちら

ブリヂストンは長期的に増配を続けている

さらに、ブリヂストンの配当金の推移を見ると、以下のようになっています(公式ホームページのデータから作成)。

ブリヂストンの配当金の推移

ブリヂストンの配当金の推移

長期的に見ると配当金は年々増加しており、2010年~2019年の9年間で約8倍になっています。

現在の実績配当性向は約38%です。
※配当性向:税引後純利益のうち、何%を配当金として支払ったかの指標

今期の配当は160円を維持する予定となっています。しかし、今期のブリヂストンは、新型コロナ問題で大幅な減益が見込まれるため、減配の可能性があります。

高配当目的で投資するには不安がありますが、数年後に景気回復したときは増配が見込まれますので、長い目で見ればよい投資タイミングかもしれません。

ブリヂストンには株主優待はない

残念ながら、ブリヂストンに株主優待はありません。

株主優待を楽しみにしている人にとっては、この点はマイナスです。

ブリヂストンと競合企業の比較について

ブリヂストンの競合企業として、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの業績と各種投資指標を比較してみました。

売上高、営業利益の比較

ブリヂストン、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの売上高、営業利益を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストン、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの売上高・営業利益の比較

ブリヂストン、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの売上高・営業利益の比較

4社とも営業利益のピークは2015年でした。その後、ブリヂストン、TOYOタイヤ、住友ゴムはゆるやかに減少傾向になっていますが、横浜ゴムの2019年12月期は一転してやや増益となりました。

一方、2020年12月期は、新型コロナ問題の影響で、4社とも業績予想が未定となっています。

投資指標の比較

ブリヂストン、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの投資指標を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストン、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの投資指標の比較

ブリヂストン、横浜ゴム、TOYOタイヤ、住友ゴムの投資指標の比較

PBRでみると、4社とも割安ですが、特に横浜ゴム、住友ゴム工業が一段と割安になっています。

一方、ブリヂストンのPBRは比較的高いですが、収益性の指標ROEやROAも比較的高いです。最大手のブリヂストンは他の3社よりも競争力が高いことがうかがえます。

どちらを好むかは考え方次第であり、判断が難しいです。割安さを重視するなら横浜ゴム、住友ゴム工業、収益性の高さも重視するならブリヂストンがよさそうです。

決算の状況

ブリヂストンの四半期業績の推移を見てみましょう(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

ブリヂストンの四半期業績の推移

ブリヂストンの四半期業績の推移

ブリヂストンの四半期業績は下降を続けており、2020年12月期1Qは約39%の営業減益となってしまいました。売上高も約11%の大幅減収となっています。

新型コロナ問題による新車・交換用タイヤの需要は急減しており、ブリヂストンの業績は著しく悪化しています。今後は、いつ感染拡大が収まり、景気が回復するかに注目が必要です。

【まとめ】ブリヂストンの株価は買い時か?私の総合的な投資判断について

ブリヂストンの投資判断について、下表にまとめました。各項目について、私なりの基準で◎、〇、△、× の4段階で評価してみました。

観点評価備考
業績の成長×景気に敏感で、今期は大幅な減益が予想される
利益率の高さ営業利益率は約9%で比較的高い
キャッシュフロー営業キャッシュフローが安定的にプラス
財務の健全さ自己資本比率が約58%
株価の割安さ割安
配当、株主優待 配当利回りは4.6%
株主優待はなし

ブリヂストンは世界首位の大手タイヤメーカーであり、競争力の高さが利益率、財務の良好さに表れています。

一方、ブリヂストンは景気敏感銘柄です。新型コロナ問題で世界的な景気後退に陥っている今、足元の業績は悪く、更なる株価下落もありそうです。

しかし、すでにブリヂストンの株価は割安な水準になっており、配当利回りも高いです。一時的な含み損はありそうですが、数年単位の長い目で見れば大失敗しにくそうな優良・大型・高配当株であると考えています。

銘柄選定の参考になれば幸いです。

ブリヂストンの最新の株価はこちら

※本記事は投資を推奨するものではありません。投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。
ほかに知りたい銘柄がある場合は、以下のまとめ記事をどうぞ。
当ブログの株価分析記事のまとめ

他サイトに投稿した記事を読みたい場合は、サイト名「ロイナビ」で検索してください。
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ブリヂストンの株の買い方

最後に、ブリヂストンの株を少額から、安い手数料で買う方法について解説します。手数料は運用成績を確実に悪化させる要因ですので、できるだけ手数料が安い証券会社を利用しましょう。

主なネット証券の一覧

投資をするなら、対面型証券会社よりもネット証券が良いです。ネット証券は運営コストが安いので、対面型の証券会社より格段に手数料が安いです。

主なネット証券12社とおすすめの用途は以下のようになっています。

会社名おすすめの用途当ブログの評価記事
SBI証券何でもSBI証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
楽天証券投資信託
ポイント
楽天証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
マネックス証券米国株マネックス証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
松井証券ロボアドバイザー
投信工房
auカブコム証券日本株
GMOクリック証券日本株
財務分析ツール
GMOクリック証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
SBIネオモバイル証券日本株
単元未満株
SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
ストリーム(株アプリ)日本株
手数料
ストリーム(STREAM)のメリット・デメリット、評判・口コミ
LINE証券日本株
単元未満株
LINE証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
PayPay証券
(旧:ワンタップバイ)
米国株PayPay証券(旧:ワンタップバイ)のメリット・デメリット、評判・口コミ
岡三オンライン日本株
ライブスター証券日本株

以下では、日本株投資で特におすすめな証券会社として、以下の4つを紹介します。
  • SBIネオモバイル証券:1株から少額投資できて、手数料も格安
  • LINE証券:操作性が良くて、はじめての投資でも使いやすい(1株から少額投資可能)
  • ストリーム(STREAM):株式の取引手数料が無料(従来型の委託手数料について)
  • SBI証券:最大手のネット証券でオールマイティーに便利

格安な手数料で、1株から少額投資したいならSBIネオモバイル証券

日本株の通常の取引単位は100株(1単元)です。ブリヂストンの株価は3495円(2020/7/20終値)ですので、通常は約35万円くらいの資金が無いと購入できません。大金を一度に投資すると、失敗したときのダメージが大きくなりますし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないという問題があります。

少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券の単元未満株制度を使うとよいです。なぜなら、格安な月額手数料で、1株から何度でも売買できて便利だからです(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。

SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社なので、信頼感もありますSBIネオモバイル証券のメリット・デメリットはこちら)。


はじめての投資で使いやすさを重視したいならLINE証券

LINE証券は、コミュニケーションアプリで国内最大手のLINEが2019年にスタートした、新しいネット証券です。LINE証券では1株から少額ずつ投資できるうえ、日中取引のスプレッド(実質的な手数料)は0.2~0.5%で安いです(昼休み・夜間は1.0%)。
LINE証券の手数料について、詳しくはこちら

LINE証券はアプリ開発の大手企業が運営しているだけあって、操作性が良く、使いやすいです。単元未満株は取扱銘柄が限定されているというデメリットがありますが、有名な大企業の多くは投資可能です(単元株=100株単位ならほとんどの銘柄を売買できます)。

はじめて投資する方で、使いやすさを重視するならLINE証券が適しています。

LINE証券

株式の取引手数料を無料にしたいならストリーム(STREAM)

株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。

ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。

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最大手のネット証券でオールマイティーに便利なのはSBI証券

株取引をするなら、信用ある大手がいいという場合は、SBI証券がおすすめです。SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1であり、最初に開いた口座がSBI証券という方は多いです。

SBI証券の手数料は無料ではないですが、他証券と比較しても安い水準です。また、SBI証券は夜間取引やIPO(新規公開株)など、取り扱う商品・サービスが豊富なので、オールマイティーに使いやすいのがメリットです(SBI証券のメリット・デメリットはこちら)。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください

もし、株価分析を希望する銘柄があれば、下記のアンケートで投票いただけるとうれしいです。

分析記事の対象銘柄選びの参考にさせていただきます(過去の株価分析記事はこちら)。

投票の仕方:

  • 以下の銘柄の中で、株価分析を希望する銘柄に投票してください。選択肢にない銘柄をご希望であれば、自分で追加することも可能です。
  • 書き込む場合は銘柄コードではなく、日本株の銘柄名でご入力ください。
  • 本アンケートは日本株限定でお願いします。
株価分析を希望する銘柄はありますか?
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  • 銘柄数が多くなりすぎた場合は、サイト管理者が整理することがありますので、あらかじめご了承ください
  • できるだけご希望に沿えるように記事を作成していきたいと思いますが、余暇を使って記事を作成している関係上、すべてのご希望にお応えできるとは限りません。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いします。
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