おはようございます。

昨日のNY株式市場は急騰。5月雇用統計における非農業部門の雇用者数はコンセンサスの前月比19万人増を上回る33.9万人で着地したものの、失業率の上昇(4月3.4%→3.7%)、コンセンサスを下回った平均時給の上昇率などが「6月FOMCでの利上げ見送り期待」を高めて買いが先行。債務上限問題のクリア、先物での仕掛け買いなども背景に、一日の高値圏で取引を終了l

ナスダックは続伸。半導体セクターへの利確売りが目立ちながらも、アマゾン、テスラ、ブロードコムなどが指数高を牽引。

日経先物はNY株高に加えて、米金利の上昇に追随したドル円の騰勢も追い風に、一時32,000円台まで上昇

NYダウ 33,762ドル +701
ナスダック 13,240 +139
米10年債利回り 3.708% +0.108 
為替 139.97円/ドル
NY原油 71.91 +1.81
日経先物(6月限) 31,950円 +400

big (10)

【主な政治経済イベント】

6/5(月)米5月ISM非製造業景気指数
6/9(金)中国5月物価指数

■ NY展望 : 買い優勢 ± FOMCへの思惑

目立った政治・経済イベントは予定されておらず、FRB要人がFOMC(6/13,14)に絡めた発言を禁止されるブラックマター期間に入ったため、米5月雇用統計後の大幅高の余韻による堅調地合いが本線。34,000ドル付近ではFOMC(6/13,14)前のポジション整理が重石となる一方、33,400ドル台では押し目買いが下支えとなる推移が予想されます。

よって、リスクシナリオとしてはFOMCを前にした債券を含む需給環境の突発的なブレ → 利上げ停止を煽った34,000ドル台半ばまでの上昇、利上げ長期化を煽った33,000ドル割れを念頭に。

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来週の日本株展望は明日更新予定です。


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