ただ、仮に年率6%という平均的なリターンであっても、12年も運用すれば、元本は2倍になりますので、住宅ローンで借りた分くらいなら、それで浮いたお金を投資に回して儲けたお金だけで、12年後、返済出来てしまうのです。
複利のマジックの応用編のような話ですね。
おそらく、この方は、この先、何があるかわからないので、借金はしたくない。むしろ、株式だってどうなるかわからないので、リアル資産を持っておきたい。という発想でしょうから、その場合は、ニコニコ現金一括払いで構わないと思います。
(最近マンション買うような人は、現金一括払いで買う人、意外と多い。)
実は、私もそういう考えから、10年ほど前に太陽光発電を結構な資金を投入して作った時に、全額現金でやってしまったんです。
表面利回りは10%そこそこありますから、そういう財産も持って置こうと思ったわけです。
しかし、その後の私の株式投資のリターンは平均して25%程度でしたから、明らかにその分は運用効率が落ちたわけです。
どうせなら自己資本比率40%位にして残りを長期借り入れにして、ROEを25%くらいに高めておけば良かったと後悔したわけです。
で、マンションを買うときはためらわずに借りられる限り、住宅ローンを組んだ次第です。