ちゃっす。
たろです。
今回も本の感想です。読んじゃいました。
戦略プロフェッショナル。著者は三枝匡さん。
これ、「さえぐさ」って読むんだね。
ボクが読んだのは普通の文庫本版。
これなら3時間程度で読めちゃうので手軽に読めちゃいますよ。
著者の三枝さんはマジでBCG(ボストンコンサルティンググループ)で働いていた人。
しかも、かなりの初期に。
どれだけ先見の明があるんだよ。
《内容》
小説部分と説明部分に分かれている。
小説部分が主で、ハーバード大学でMBAをとってきた広川が主役のお話。
広川が大企業の多角化の一環で新事業をM&Aした中に新日本メディカルという会社があった。
新日本メディカルは、今は問題ない会社ではあったが、じり貧は目に見えている会社でもあった。
その立て直しに広川が赴くこととなった。
1991年に書かれた書物で、今ほどビジネス書や戦略に関しての本が少なかった時期という前提。
戦略の大切さが作者の実体験を基に丁寧に描かれている。
・現状の把握
・提携先との折衝
・部門の改善
この3つが前半の大きな命題。
そして以下の3つが後半の命題。
・時間との闘い
・右腕の育成
・競合の調査→切り崩し
ランチェスター戦略の重要性が説かれている書籍でもあった。
この時代にランチェスターはとても真新しいものだったに違いないと推察できる。
いかに、時代の先を進んでいたか。
それに比べてボクときたら、時代に追いつくことすらできない。
ダメ人間だなー。
また、時間の重要性がわかる。
製品などのプロダクトライフサイクルは時間と競合の兼ね合いを考え、戦略を立てなければならない。
分析し、要素ごとに落とし込んで再構築することの重要性
これが戦略プロフェッショナルの命題に思う。
2013年に加筆修正が加えられて再販されたので、良かったら興味がある人はどうぞ。
あと、他にもV字回復の経営とか経営に関する色んな本を出版しているから、そちらも読んでみます。
というか、読まないとダメなんだけどね。