ちゃっす。
たろです。
今日は読んだ本の感想を述べたい衝動に駆られたので書きなぐります。
書きなぐるんです。でも後悔はしない。
クロネコヤマト〜人の育て方〜
水迫洋子著
最初から、このようなことを申し上げて良いのか逡巡したが、自分に嘘はつけないので、正直な意見を申し上げる。
この本は読めば読むほど腹が立つ。
初版が発行されたのが2015年の1月の終わり。
だというのに、ここまで綺麗ごとしか書けないのかと悲しさすら覚える。
ネットで一つ検索をかければクロネコヤマトの問題点がたくさん出てくる。
もちろん、全てが事実だとは思わないし、(評判を下げるための書き込みなどもあるだろうから)ただただ信じているわけではない。
でもトラブルはある。
必ずある。
それもなしに、ただクロネコヤマトの理念は素晴らしいだのクロネコヤマトは好かれているだの腹が立つ要素しかない。
ワタミに通ずるものを感じる。
「サービスが先で利益が後」だとか、「とにかく社訓」だとか書いてあるけど、本当にそれだけなの?
もっと、給与とか勤務体系とかにも触れてくれないと、本当に心の底からヤマト運輸で働きたいと思っているのか疑問符しかつきまとわない。
ただ、悪い点ばかりではない。
経営体系などは参考になる部分があるし、崇高な理想本だと思えば読めなくもない。と思う。
時には給与よりも勤務体系よりもただただ理想を追い求めて働く場合もある。
そう。例えば、興し始めたばかりのベンチャー企業とか。
しかし、10年20年と続いている中小や大企業にはまずもって無理な本である。
この本が活躍する場は理想を追い求めるベンチャーを興し始めたばかりの時の社員教育(と言っても興し始めたばかりのベンチャー企業には縁故の採用しかないと思うが)だけであろう。
一歩引いて現状を確認してから読んでしまうと、とてつもない駄作である。
熱が引かないうちに読むべきであろう。
ただ、20歳の青年に読んでもらい、その感想を伺ってみると
「素晴らしい本ですね。人を育てるとはこういうことなのですか!」
と述べていた。
なるほど。
これはボクが汚れてしまっているのか、それともその青年が嘘をついているのか。
青年を疑っている時点でボクが汚れ穢れきっているのが明白である。
つまり、善人がこの本を読むと良作となるのだ。
興味があればどうぞ、読んでみてください。