IPOに絡んでIEO(Initial Exchenge Offering)ですが、今回国内5例目のIEOとして「エルフトークン(ELF)」というトークンがbitFlyer(ビットフライヤー)にて上場します。bitFlyerでは初のIEOになります。当方にも「エルフトークン(ELF)」のIEOについてどう思うか?いくつか連絡が寄せられたので記事にしてみたいと思います。

特徴は株式会社HashPalette(PLTというトークンを上場させた会社です。PLTはコインチェックでIEOでした)がリリースするNFTファーミングゲーム「THE LANDエルフの森」で利用される暗号資産となるようです。どんどんとGameFiは増えており、色々なタイプのゲームが暗号通貨と繋がって「より楽しめる・ゲームと現実世界がつながる(価値が出る)」など活用されています。

当方も、Suzuwalkは紹介した手前続けていますし、その他にも一部の資産をゲーム関係に利用しています。具体的にはTHE SANDBOXや上場会社クルーズが運営している「PROJECT XENOやエレメンタルストーリーワールド」は少しかじっていてゲームによって暗号通貨を稼ぐという感覚にはだいぶ慣れてきました。

私はゲームは好きですが、結局楽しんだ後に残る虚無感から抜け出せてないので、暗号通貨が紐づくことで価値が出てくるというのは非常に良いことだなと感じますね。エルフトークンはガバナンストークンとしても使われます。ゲームが盛り上がれば盛り上がるほど価値が上がる、そうでなければ下がると行った雰囲気のものが多いです。ゲームはファーミングゲーム系のようですが、こういうのっていわゆる作業ゲーだと思うのですが、キャラの可愛さとか流行りが重要にも感じます。絵を見る限りでは・・・、個人的にはちょっと微妙です。どうぶつの森を意識してそうですね。

まぁ、IEOに関してはそういった本質部分ではなくてIPOの新規上場時と同じく、話題性によって需給がどうかの方が大事となります。国内5例目のIEOですが、bitFlyerが初めて手掛けるという部分で期待度は高くなっていて募集価格より高い取引がされるかも知れないというのが、参加しようか迷う方の判断材料でしょう。

エルフトークン(ELF)の募集内容(販売概要)

今回のエルフトークン(ELF)のIEO募集概要をみてみましょう。

発行者 株式会社 HashPalette
発行トークン エルフトークン(ELF Token)
ティッカーシンボル ELF
総発行数 1,000,000,000 ELF
販売総数 100,000,000 ELF(総発行数の 10 %)「1億ELF」
販売総額 1,250,000,000 円
販売価格 12.50 円/ELF
払込通貨 日本円
申込単位 1 口 = 500 ELF(6,250円
申込上限 1,500 口 = 750,000 ELF(937.5万円
申込期間 2024 年 2 月 9 日(金)~2024 年 2 月 20 日(火)
抽選・付与日 2024 年 2 月 21 日(水)
取り扱い・上場予定日 2024 年 2 月 22 日(木)~2024 年 3 月 31 日(日)の期間中に決定

今回の募集で総発行分の10%を販売するようですが、それでも1億ELFを販売することになります。1ELFが12.5円なので12.5億円分のトークンを売るということで、結構大掛かりな内容というのはわかるでしょう。国内最大手の暗号通貨販売所ともいわれるbitFlyerの実力が問われているような気がしますね。

なお、これまでの4つのIEOの募集額を振り返ると

1号「PLT(コインチェック)、9億3150万 上場時上昇
2号「FCRコイン(GMOコイン)、9.9億 上場時割れ→そのまま下落中」
3号「フィナンシェトークン(コインチェック)、10.66億 上場時上昇
4号「Nippon Idol Token(DMM Bitcoin、コインチェック)、約10億  上場時割れその後上昇

概ね10億程度の募集になりますので、今回の12.5億もそれほど大きい状況ではありません。それでも過去最大にはしてきました。上場まで無事に済ませると国内過去最大のIEO資金調達としてリリースされそうです。これまでとの違いはやはりbitFlyerが手掛けるという部分でしょう。過去のIEOでは唯一販売時から全く良いところがないのがGMOコインです。それ以外は比較的最初に参加した人が利益を手にしている先行者利益のある状態となっています。

このように過去の状況を振り返るならば今回の「エルフトークン(ELF)」もまだまだ先行者利益がありそうなIEOとなり、しかもbitFlyerとしては初めてのIEOで失敗を避けたいため、販売価格よりも取引価格が上がるような需給模様で出してきているということが予想されます。今後、申し込み額のリリースなどがあるかは分かりませんが、bitFlyer的には虎の子の期待トークンを最初のIEOとして持ってきた思惑はありそうです。

結論的にはこれまでの状況から考えれば国内5例目にはなりますが、安心感のあるbitFlyerの最初のIEOということで申し込む人(需要)は結構高いと見込んで、私もとりあえずこういうのには乗りたいタイプということで参加予定です。もう5例目でIEO自体の話題性は薄れていると思いますので、それほど上昇するイメージも湧きませんが、それでも販売価格よりプラスで売れる確率は高いギャンブルではないか?とみています。

エルフトークン(ELF)の購入方法

エルフトークンを募集価格12.5円で購入するにはbitFlyer(ビットフライヤー)の口座が必要になります。募集中に口座開設(本人確認など)と入金まで済ませてIEO申し込みまで済ませれば、後は抽選日になっていくら購入できたかが分かります。

なお、bitFlyer(ビットフライヤー)では友達招待プログラムがあります。当方のサイトのリンクから口座開設すると「招待した側、招待された側のどちらにも1,500円分のビットコイン」がプレゼントされます。Win-Winですので、是非利用頂ければ幸いです。当方の招待コードは「tkw2znfl」です。

取引開始予定が「2024 年 2 月 22 日(木)~2024 年 3 月 31 日(日)の期間中に決定」と幅広く書かれていますが、こういったものは大体最初の日から取引開始になるのでは?と思っています。なおゲーム『THE LAND エルフの森』は2月26日にリリース予定となっており、ゲーム開始時にはトークンが取引所で売買されている状態が望ましいため、この前には取引可能にはなりそうですね。

ゲーム自体もかなり話題となっているようで、事前登録者数が既に15万人突破。日本人が好きそうな農作業ゲームでどうぶつの森(ゲームタイトルからも意識しているでしょう)でさらに少し稼げるという感覚なので遊びたい人は多いのかも知れません。暗号通貨が絡んでくると子どもたちが気軽に遊ぶには難しそうですが、Free to Play(基本プレイ無料)にも対応していて、NFTとか関係なくゲームを楽しむことは出来そうです。

とりあえずIEOが気になる方はゲームの事前登録もオススメします。登録者数が多いほうが話題性も含めてトークンの価値も上がる可能性はありそうです。もちろん単純にゲームが面白そう長く楽しめそうという方は、実際にゲームで稼ぐを体感するのもありでしょう。メタバース要素、SNSゲームの要素もあるので、参加者が増えればこのゲームでのコミュニケーションが楽しいということにもなりそうです。

IEO申込者には同時にトークンプレゼントなどのキャンペーンもあります。どうせならゲームも少し手を付けてみてキャンペーンゲットも含め申し込んでおくと良さそうです。私はゲーム用のアカウントを作ってこういったキャンペーンも申し込んでいます。

私はTHE SANDBOXを勉強のためにというのもあって少し利用していますが、3Dグリグリですぐ酔って遊べないのが難点です(マインクラフトも酔う)。エルフの森の方が作業ゲーとしては酔わずに緩く楽しくできそうな気はしますね。魚釣りとかアクションミニゲームも充実してそうで飽きさせない工夫はされてそうです。

2024年はGamiFiで日本でも新作タイトルがたくさん出てくるためGameFi元年とも言われていますが、正直、長期的視点ではどう転ぶかは分かりません。個人的にはゲームを楽しんでしかも稼ぎもあるという状態は変だと思っていて、ゲームを楽しんだ分運営が儲かり、一部の人はプラスのユーザーもいるけど、多くの人は楽しんだ分、支払うというのが普通でしょう。競馬やパチンコといったギャンブルと同じ目線で見ていますが、そういったギャンブル系のユーザーがこちらの方に流れてきたほうが健全というのにも期待ですね。

スマホゲームがゲームセンターから客を奪ったようにPlay to Earn系が今度はギャンブル好きから客を奪うような図式が多少は進むのでは?と思っています。

後は暗号通貨自体がビットコインが日本円で700万を超えるなど、少し前に手を出していればかなり資産が増えていますので、GameFi関連、トークン関連にも自分の持っている資産を割り振っておくのは間違ってない選択という考えです。

エルフトークン(ELF)の参加スタンスまとめ

この分野への思いなども含めましたので話がやや発散してしまいましたが、エルフトークン(ELF)のIEOの参加スタンスは結局は前向きに少し参加すると思います。結局はbitFlyer(ビットフライヤー)の最初のIEOということが大きく、IPOファンとしてはやはり初物は需給が良くなりやすいというのがポイントですね。

ただしIEO自体は国内5例目になりますし、今回のエルフトークン(ELF)はコインチェックで上場したPLTと同じところが発行元です。PLT自体はまだ最初の販売価格より高値にはなっていますので、それを考えるとここでIEO時に申し込みという人は増えるとは思いますが、決して手放しに申し込めば楽勝にプラスになるというほどでもありません。

リスクはあるものの「こういう機会があれば進んで参加する」という精神で手を付けてみるのが良さそうです。

後は何口ぐらい申し込むか、また申し込み状況についてbitFlyer(ビットフライヤー)から満額申し込みを超えたなどのリリース情報が出るか?などの情報にも動向を追いたいですね。リリースすると後出しジャンケン的なことが出来るので、どの段階でどういった情報が出るかによって態度を変える事もできそうです。申込状況によっては抽選になるので、その倍率で欲しい口数を調整しましょう。

Xなどを検索で追っかけてみると色々な人が色々な視点で書いています。デメリットと感じる部分も多いですが、それに目を瞑れるような上場時の相場感や需給模様が初値の決め手になるでしょうか?IPO評価でいうとC級かもしれませんが、C級でもIEOなんだから乗っとけぐらいが正解かもしれません。

個人的なことを書くとこれまでのIEOで多少利益がある分、この分野への参加にアドバンテージがあるというのも含まれているでしょう。やはりなんでも最初からチャレンジングに攻めて、アドバンテージ取っておくというのは運用に於いて大きい要素ですね。